新型コロナとのお付き合い

【おっさんたちの往復書簡】
↑高校の友人とやってる往復書簡です。


ミョウ

ご無沙汰です。前回記事を書いてくれたのが1月末。その時から世の中が一変したね。私の場合、仕事への影響も出ています。木材業界は建築業界の浮き沈みに連動します。新型コロナの影響で、中国で生産される住宅部材が入手できなくなり、作りかけの家も作りかけのまま待たされた状態です。建築業界が打撃を受けて、木材業界もそのあおりを食っています。

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見事に不景気な市況を報告してくる本日の業界紙

「住宅部材が中国から入らず家が建たないぞ!」という話を聞いたのは2月末。それから今日(3月16日現在)までの当社の売上推移を振り返ると、徐々に減少し今がどん底。通常の4割程度の仕事量になっています。もう少し底が続くかもしれませんが、すでに中国の感染者は減少傾向にあるので近々好転すると思っています。2週間かけて落ち込んだので、2週間くらいかけてゆっくり回復するんじゃないかな。
短期的な落ち込みは比較的容易に回復すると思いますが、それより、新型コロナが景気の「イリュージョン」を暴きそうで怖いです。今、日本の建築業界はオリンピックやら万博やらのカンフル剤と異次元金融緩和の上に成り立っていて、地力があるわけではありません。新型コロナがカンフル剤の効果を打ち消し、その事実を明るみに出しそうな予感がします。
直近の色んな会合が軒並みキャンセルとなり、幸い時間の余裕ができました。イリュージョンがネタバレした時に会社自体が沈没しないよう、次の仕込みを少しでも進められたらと思います。


コロナ対策で私自身が意識しているは、手洗いうがいとマスクです。それから駅や店舗でのアルコール消毒。人が出入りする場所には結構な確率で消毒用アルコールが置かれています。活用する人をあまり見かけませんが、降りた駅でプシュッ、店を出るときにプシュッとやると安心できるのでおススメです。


この騒動は、子供たちが大きくなってもきっと忘れないはず。これだけ長期で学校が休みになることはこれまでなかったし、今後メディアも繰り返し語り継ぐだろうから。将来、子供たちが「あの騒動のときは〇〇だったね」と、思い出せる何かがあればいいな。ちょっとした個人的な思い出。今はまだ、ばあちゃん家に少し長期で泊まりにいったくらいで、これといった特別なことはできていませんが、不安になる話が多いからこそ機嫌よく過ごすための知恵の絞り甲斐があるよね。何か面白いことを子供たちと計画しようと思います。

「新型コロナ撃退!近所のお寺10か所巡り」とかしようかな。

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