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PDCAをうまく回すためのポイント

マーケターレベル3のダーイシです。
前回はPDCAの“P”について書いていきました。

今日はDCAについて書いていきます。

とその前にGWが本日で終了ということで、
娘と遊びつくした連休でした。

15分刻みで遊ぶおもちゃが変わり、
その都度私の役割が変わるので、なかなかてんてこ舞いでした(笑)

あと、今回の絵ですが、私は丑年なので牛をモチーフにしてみました。

さてそれでは本編に。

D(実行)のポイント

P(計画)の次に来るのはD(実行)です。
前回Planを立てる際の大まかな流れとして

KGI⇒KPI⇒行動指標

と書きましたが、

ここで決めた行動指標を
必要に応じてさらに細分化して優先順位をつけること

が“D”のポイントになります。

例えばKPIとして、
アフェリエイト経由からの流入数:3万人増
という途中指標を設定し、
行動指標として
・成果の高いアフェリエイターに対して照会報酬を増額する
・ポイントモールサイトと提携する
・SEOについ良いサイトにアプローチする
を設定したとします。

まずこの3つの打ち手についてどれを優先的に実施するかを決めます。

・ポイントモールサイトと提携する

を最優先とした場合、アプローチ先をどのように探し、
優先順位を決め、何件アプローチするのか細分化します。

また、細分化したタスクについて、誰がいつまでに完了するのかを決めるとよいでしょう。

C(評価)のポイント

続いて、C(評価)のポイントです。
Cでは計画に沿った実行が出来ていたのか、
成果はどうなのかKPIを基に評価します。

D(実行)に注力するあまり、C(評価)は結構抜けがちなので注意が必要です。

”振り返り”は先述のとおり、
KPIに対する達成率を確認します。

・ポイントモールサイトと提携する

を実行したとして、そこから新規の流入は何人だったのか、
設定したKPIはその人数で期限までに達成できるのか、
などを確認します。

Cのポイントとして、

失敗した場合も成功した場合もその要因を分析することが大事です。

見えてきた課題や問題点から、次はどうすべきかが見えてきます。
成功した場合はなぜ成功したのかを分析することで
その取り組みや考え方が他の取り組みに応用できるものかどうかの検証を行います。

A(改善)のポイント

Checkで挙がった問題点を基に、”改善”を行います。
例えば、KPIが達成できなかった要因として、
・ポイントモールサイトと提携する
ことができなかったということが挙げられたとします。

そもそもアプローチが出来ていたのか、
アプローチしたけど断られたのか、
その理由は解決できるものなのか、できないものなのか
などの振り返りを行います。

そもそもアプローチ出来ていなかった要因が、
担当者が別の業務で忙しくて着手できていなかったのか
やり方がわかっていなかったのか
など掘り下げていきます。

KPIが未達の場合の要因の例は以下の通りです。

①行動が未完了
②行動計画が不十分
③想定がの課題の発見

先ほど挙げた例は①の行動が未完了ですね。

②の行動計画が不十分というのは、
行動が完了したとしても、KPIが達成できないことを指します。

③の想定外の課題の発見というのは、
Planの段階で想定していた課題とは別の課題が隠れていて、
その要素を見落としてしまっていた場合です。

PDCAを回すポイント

それでは最後にPDCAサイクルを回すポイントについて書いていきます。
まず失敗する要因を挙げておきます。

①KPIが不明確
②Planに時間をかけすぎ
③振り返りをしていない・振り返りが浅い
④進捗をチェックしていない

これらを防ぐためには、
①KPIが不明確
⇒KPI設定のポイントをしっかり守る(これは今後記事にしますね)

②Planに時間をかけすぎ
⇒Planを立てる段階からスケジュールを引く

③振り返りをしていない・振り返りが浅い
⇒Whyを5回繰り返すことで原因究明する

④進捗をチェックしていない
⇒進捗確認・レポーティングを定期的に行う

③のWhyを5回繰り返すというのは、
トヨタ自動車株式会社が生み出したと言われている手法で
「なぜ」を5回繰り返せば真因がわかるという考え
です。

例えば、太った原因を考えるケースですと、

太った→なぜ(1回目)

運動不足→なぜ(2回目)

時間がない→なぜ(3回目)

仕事が忙しい→なぜ(4回目)

業務効率が悪い→なぜ(5回目)

真因:タスクごとの時間管理が甘かった

といった具合です。

これは一例ですが、
仕事をするうえで、Why5回は本当に効果的です。

そんなの当たり前じゃん!と思ってても意外と出来ていなかったりすることが多い取り組みですが慣れると面白いくらい真因がつかめたりします。

厳密に5回でなくてもいいのですが、
問題を引き起こした本質的な要因を見つけ出し、
更にその要因を引き起こした要因を見つけ出すということを繰り返すことで
「真因」を見つけることが大事です。

最後に

失敗を許さない風潮がある人をたまに見ます。
完璧な実績を上げ、それに対して絶えず努力を積み重ねてきた人なのだと思います。

その考え自体を否定するものではないと思いますが、
失敗を積み重ねて成功が導かれることが多い時代になったと思います。

先が見えないからこそ、“まずはやってみる”というのは
これからもっと当たり前になってきます。

また、失敗を許さないのは個しか見ていないように感じます。
これからはチームの時代だと思います。

それぞれが得意なジャンルを持ち、
それぞれが苦手を補完し合う。

個は完璧ではないけど、
チームとしては非常に強い

そんな組織がこれからはより求められると考えています。

次回はちょっと趣向を変えて、
今更ですが、私の夢について書いていきたいと思います!
※noteEXPOで書きたかったのですが、ちょうどこの時色々あって参加できなかったので今更ですが(笑)

それでは、おやすみなさい🌛

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