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今日もブロッコリー。

記念すべき休業50日目。50日も休みがあれば、以前であればすぐに旅に出てたけど、今は、貧乏金なし。そして越境できず。鳥取県内で軟禁生活ですね。ということで、今日も朝からバイトです。

ブロッコリーについては先日話をしたのですが、大山の特産品。甘みがあり本当においしい。茎の部分はふつうは捨てるんでしょうけど、この部分が特に美味しい(とれたては本当に別物、スーパーで数日たったものはもう味が変わっている気がする)。丸ごと全部おいしい、大山のブロッコリー。ただ、働いてわかったんですが、廃棄するのが多すぎる・・。というのも、サイズの規格設定が厳しく、少しでも規格外になると処分するしかないんです。あと少しでも形が悪く、色が悪いものなど。ブランドとしての基準なんだろうけど、味は変わらないはずなんだけどなぁ~、ただただ、見た目が美しくないってことで売り物にならない。つい、もったいない精神が働き、もらって帰るのだけど、毎日毎日すごい量。上記のタイトル写真は、いただいたブロッコリー。もちろん、農家さんも廃棄をできるだけ減らすために知り合いにタダで分けているのが現状。

なんとかならないのかなぁ???時々、農協で、房を小分けしたものが安く売ってる。私はめんどくさがり屋なんで、小さく房に分かれてると使いやすいもんで買うけど、規格外になったもったいない!と思う部分がそういった形で私たち消費者の前に姿を見せるらしいですね。

規格外にならないように収穫すればいいじゃない??って思うかもしれませんが、ここ連日天気が良く、野菜の成長が早い。それなのに、収穫する人手がなく、予定が数日ずれるだけでも野菜が大きくなってしまい、収穫をあきらめて、畑ごとつぶすことがあるようです。農業って厳しい世界ですね。

加工して、商品化して、首都圏へ売り出すとかどうかな?と思ったりもしたけど、結局、そこに人件費がかかるし、そういった加工場をつくらないといけない。それに、人手(若手就農者)がなく、いくら特産品と言えども、今後、作り手がいなくなる可能性もある。実際、バイト先でも、仕分け作業をしてるのは後期高齢者(とご自分たちでおっしゃってる)世代。

大山の観光業が今、いろんなこと(暖冬、コロナ、後継者問題、空き家)があり、悩ましくもどかしいと思ってるけど、大山の農業も今、色々なことが悩ましく、もどかしい・・ということがよくわかりました。

観光、農業、漁業、。大山にあるおもな産業。それぞれバラバラなようで、実は関連がある。観光がよくなれば、農業、漁業にも波及する。もちろん、逆もしかり。農業がよければ、観光にもつながる。それぞれがいい感じにコラボして、これからの大山を盛り上げていけたらな・・。農業バイトに行くことで、また知らない大山の一面を知れた気がしますね。

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