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梨。

5月から6月中旬まで、2か所の農家さんでバイトを経験させていただきました。宿の仕事がなくなり、困っていたところ、無理なお願いを聞いてくださり、本当に感謝でした。素人の私が、これ以上、中途半端に、農業バイトへ出かけるのも申し訳ないので、梨の袋かけが終わった時点で、いったんバイトは終了です。単純作業くらいしかできないので、もし、まだ私にでもできる仕事があるようであれば、またどこかの農家さんでお世話になる可能性もありますね。

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鳥取は梨が特産品です。そのお仕事に携われたので、とてもいい経験をさせていただきました。袋かけに慣れるか慣れないか・・で終わったので、あんまり役に立ってないけど、来年は梨の受粉から経験してごらん!と声をかけていただいたので、ぜひぜひ、お世話になりたいって思います。宿は宿でするのですが、こういった経験は必要だなぁ・・と今回つくづく思ったんで、来年も農家バイトに行こうと思っています。
遠い親戚が梨農園をやってたので、子供のころに、遊びに行った記憶があります。柿、梨、クリ、時期になると、軒下に、ずらりと吊るし柿がぶら下がっていたのを思い出します。もともと野外活動や、野山が好きだったので、こんなたくさんの果物に囲まれたところに住みたい!って思っていました。

山陰道を車で走っていると、茶色い袋のかかった梨畑の横を通過することも多いのですが、あの袋を一個一個、手でかけてるんだなぁ~とおもうと、違う目で梨畑を見ることができますね。

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お世話になったのは70代の夫婦2名でされている畑。そこに、バイトが入れ代わり立ち代わり受粉作業から袋かけまで手伝うようです。規模としてはそんなに大きくはないでしょうが、梨にかける袋の数をざっと計算すると3万枚でした。私のペースで一人で作業をすると一日8時間で1か月以上はかかる地道な作業。みんなで作業をして、2番袋は10日弱で作業を終えたことになります。※3万枚の袋を2回かけるので6万枚ってことになります。

3万個の梨のうち、無事に商品として出るのは、どれだけなんだろうか??もし、台風が来て、収穫前に実が落下したら?? 袋のかけ方が悪く、日焼けして商品価値が下がるものがどれだけの割合を占めるのだろうか?? 烏が集団で来て、つつけばもうそれだけれも全滅するようで、袋をかけたからと言って、安心はできません。天候、自然災害、虫、鳥・・そして人間の袋のかけ具合・・・。

この中から、本当に、進物として使え、高く買い取っていただけるものはほんの一部。あとは、安い値段で買い取られるようです。ジュースになるような傷物はほとんどタダ同然で引き取られるとも聞きました。

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梨の木陰で弁当を食べ、休憩をする。見上げると大事に育てられ、守られた、梨の実がみえる。まだサイズは5cmくらい。

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一日中、太陽を見て、手をあげての作業。70代のご主人の負担を思うと相当でしょうが、テキパキ黙々と作業をされます。梨の後は田植えの作業、毎日朝から晩まで働く。宿の仕事で疲れた・・なんて言ってる自分が恥ずかしくも感じましたね。

子供のころから20世紀梨が大好き。今年は今まで以上に梨をおいしい!って思って食べるでしょうね。そして、お客さんに大山以上に梨について熱く語ってしまうかもしれませんね。

鳥取の梨についてはこちらのサイトをどうぞ!

ぜひ、鳥取の梨をよろしくお願いします~!もちろん、大山ブロッコリーも!

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