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農業。

梨3日目。今日は午後から宿の方の仕事(銀行さんとの打ち合わせなど金策関係)のため、午前中で帰ってきました。昨日は、NOTEをかく気力もなく、就寝。昨日は農園の気温が35℃。幸い、湿度が少ないんで、風は心地よい。ただ、午後になり西日が当たると、チリチリと焼けるように暑い。袋掛けの姿勢もつらいが暑さもつらい。野外での仕事の経験がない私は、日差しにまいってしまう。どっと疲れが(たった2日目で)出たもんで、NOTEも書かずに、ご就寝です。そんな炎天下の中でも、私の母親に近い世代の方も、手際よく、梨の袋をかける。

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梨の交配、摘果、袋かけ・・・商品となって出荷し、皆さんの口に入るまでに、本当にさまざまな工程を経ている。今、あなたが食べてる梨、もちろんリンゴや他の果物もすべて、気の遠くなるような作業を経ている。選び抜かれた果実たち。そう思うと、いとおしく感じ頬ずりしたくなる(私が果物に頬ずりしてても気にしないでね)。

今、時給でバイト料をいただくのだけど、袋一枚いくら・・という農園もあるようで、「早い人は一日に4000枚かける」と聞いて、愕然。すみません、私丸一日働いても、1000枚もいかない。昨日から一時間何枚かけられるかを数えたのだけど、100枚~120枚。そして8時間労働だとしても、800枚くらいしかかけていないことになる。もし、1枚1円だとすれば・・・・・(涙)もう少し早くかけよう・・とすると焦るもんで、余計にうまくかからない。でも、きちんとかけようとすると、時間ばかりがかかる。梨の木にもよるのだけど、複雑極まりない場所に実があり、どうやってもかけることができない。1つに四苦八苦。しかも暑い中で思考回路も低下。手探りでかけるけど、なかなかうまくいかない。

「農業は大変!!」農家さんと話をすることが多いんで、みんな口々に言う言葉なのですが、やってみて実感です。軽々しくも楽しい~なんて言ってる私は、少々申し訳ない気持ちになりました。経験だから~仕事がなくって困ってるから~といっている私を皆さん暖かく迎えてくれて、指導してもらい、感謝しかありません。ほんとならこんな役立たず、帰れ!って言われるレベルかもしれませんね。

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休憩中に、いろんな話をします。昨日は、梅酒や、甘露煮の話や、花の話。今日は、鳥取県の観光施設の話。主婦の方ばかりなんで、夕飯の献立もよく出る話題。働きに来ている人は、本業ではなく、自分の仕事の合間に来ている人がほとんど。

先日、実家が農家だというお客さんと農家バイトの話になりました。、たくさん作って出荷するには、家族だけでは成り立たない、今は人手がないもんで、来てくれる人を確保するのも大変なんですよ・・と。だから、少々バイトがミスしても「怒れないらしいわ」(もちろんミスは指摘)と。長く継続してきてもらわないといけないので、合間にでも来てくれるバイトを大事にしてくれる・・と聞きました。

どんな世の中も人手不足。人を育てて、大事にして。一生懸命働いてもらう。よくしてもらえば、使われるものも、恩を感じ、必死にがんばる。人を大事にするって大事なこと。特にこんな時だからこそ、人の助けや支えがありがたいですね。ご主人には本当に感謝です。

さて、とうとう梅雨入り。雨が降ると梨の仕事はお休みです。天気予報は当分雨。でも、梨以外にも畑をされてるので、ご主人は休みなしですね。もちろん、他のバイトさんも本業もあるんで、休みなく皆さん働いておられます。一日中、コロナのワイドショーを見ながら、一喜一憂するくらいなら、働いた方がいい!

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大山もきれいに見えてるなぁ・・。広い空を見ながら仕事をしていると、すがすがしい晴れやかな気持ちになります。梨の袋をかける作業に、四苦八苦。つまんないことを考える暇もなく、一生懸命。このご縁に感謝ですね!

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