【麻雀】北海道サンマが神ゲーだったのでルール紹介してみた【東天紅】
北海道といえば!と聞かれると皆さん何を思い浮かべますか?
新鮮な魚介類、ジンギスカン、サッポロビール、冬祭り、クマ牧場、ラッキーピエロ、すすきのソープ…などなど。ご当地ものがたくさんありますよね。
実は麻雀にも北海道ならではのローカルルールが存在します。
その名も「北海道三麻」。文字通り道民の雀士たちが好んで遊ぶ三麻のルールです。
などなど、独特のルールがあります。
自分も札幌に旅行したときに道民の方と北海道サンマを打ちましたが、これがまた面白い!
普段の東天紅と違って役と赤が高く、懸賞タイムというルールが駆け引きを左右させるという、ローカルルールらしさを味わえるルールでした。
ネットで探しても北海道サンマの詳細がなかったので、「そこになければ作ればいい」理論に則って今回の記事を作成しました。
東天紅好きな人は絶対にハマると思うのでぜひ遊んでみてください!
用意するもの
北海道三麻で使用する牌の種類やルールの一覧です。
利用する牌の種類・ガリ
・マンズは1・5・9を使用
・ガリはマンズの5と北の二種類を使用
・マンズの1と9は常時ドラ(ガリには使えない)
・マンズ/ピンズ/ソウズ/の5、または「北」に赤を1~2枚づつ使用
・ピンズ/ソウズ/の3と7に赤を1~2枚づつ使用
・白ポッチなどのオプションはお好みで
・赤の枚数はご自由に。全赤だと高すぎるので各2枚づつがバランスいいかも
卓の設定はドラ表示なし、自動配牌なしでお願いします。
北海道サンマの基本ルール
基本は東天紅と同じ
基本的には東天紅のルール(点棒を使わない一局精算)になります。
↓こんな感じ
一局精算なので無限に遊ぶことができます。マジで無限に遊べます。熱くなったら沼につかります。自分も熱くなって札幌の雪が全部溶けました。
点数について
東天紅では点棒は使わず1点2点…と数えます。
北海道サンマではツモもロンも同じ点数になるのでツモだと点数が二倍になるツモ得のルールになっています。
ちなみに北海道サンマでは見逃しはなし。フリテンリーチもNGです。ご注意ください。
【役の点数について】
まず基本役の2倍で点数をつけます。
例)ツモ=2点、翻牌=2点、嶺上開花=2点
またタンヤオやリーチなどは点数が高く設定されています
などなど。一気通貫や対々も門前8点と高めに設定されており、役の価値がかなり高くなっているのが特徴です。
その他詳細は麻雀旅打ちブロガーの「しろー」さんが訪れた北海道サンマの雀荘で説明されてますのでご参考ください。
【和了時の点数について】
東天紅では和了時「ブンブン」という必ず2点がつく役があります。
※「ブンブン」は「バンバン」とも言われます
ですが「メンゼン(門前で和了とつく)」や「親/子」といった役はありません。
あとは1本場につき1点プラスするだけで、和了の点数は
ブンブン(2点)+○本場
のみになります。
【本場について】
北海道サンマでは必ず1本場から始まります。点数は本場につき1点です。
なので平場で和了とブンブンと合わせて必ず3点はもらえる計算です。
ちなみになんで0本場じゃなくて1本場からスタートなのか?と聞いたら
「日本の建物だと必ず1階から数えるだろ?外国みたいにG階って概念が無いのと同じだよ」
とのことです。
なるほど~
【ドラ/ガリの点数について】
ドラの点数は以下の通りです
北海道サンマではガリと赤ドラが高めに設定されています。
特に赤ドラが4点とリーチと同じ価値です。北海道サンマでは以下に赤ドラを集めて和了かがポイントになります。
また3と7にも赤があるので端牌の面子の価値が高まります。まんべんなく赤ドラがあるので平均点数も高いのが面白いところです。
※赤の枚数はお好みでどうぞ。2枚づつがアドレナリン効率高いです
北海道サンマの特殊ルールについて
北海道サンマでは特殊なローカルルールを採用しています。
【懸賞場について】
北海道サンマでは4本場以上になると「懸賞場」が発動します。
1本場からスタートなので親が2回上がれば懸賞場スタートです。
懸賞場は親が落ちない限り続くのでどれだけ親を続行するかがポイントになります。
ロンの場合でも懸賞の点数を払う必要があるのが注意ですね。かなりの稼ぎ時です。
親と子で優劣がほとんど無いので親はガンガン和了を目指す、子は親落ちを狙う、といった駆け引きが発生します。ここが北海道サンマの面白いところですね。
【特殊役について】
・鳴き一盃口=門前4点、鳴き2点
文字通り、一盃口は鳴いても上がれます。一盃口の面子が完成していたら鳴いて素早く上がる、なんてこともできます。
当然アリアリなので鳴いて方和了でもOK。和了が重要なルールなので一盃口の活躍の場が増えるのが特徴的です。
・小タテ/大タテ
聞き慣れない役ですが、大タテとはいわゆる三色同刻です。鳴いても10点ほどもらえる、結構デカめの役です。
小タテというのは小四喜みたいにマンピンソーの内一つが頭でも役が成立します。
北海道サンマではガリの5も使えるので通常のルールよりかは狙いやすい…んですが難しいことには変わりないので手牌と相談といったところです。
役の点数は高いので高い手を狙うときの選択肢の一つとして残しておいたらいいかな~という感じです。
北海道サンマ点数の数え方
北海道サンマの点数の数え方は他の東天紅と違って少し手順が異なります。
例えば↓の手牌を和了ました。
役は「リーチ、ツモ、タンヤオ、一盃口」です。裏ドラはなしです。
点数を数えるときは手牌を使わず前の山や捨て牌から持っていきましょう(後で手牌を使うので)
①本場とブンブンを数える
上のケースなら2本場なので4点です。
「2本場ブンブン」と4つ牌を持っていきます。
②ドラを数える
表ドラとマンズ19の数を数えます
今回表ドラは8pの2個なので2点プラス。裏ドラは乗ってません。
③役を数えます
リーチ=4点
ツモ=2点
タンヤオ=4点
一盃口=4点
14点の加点です。
④集合をかける(5と赤ドラ、ガリを集める)
役を数え終わったら「集合」といって5と赤ドラ、ガリを集めます。
今回は
黒5が1個=2点
ガリが2個=4点
赤5が3個=12点
集合で18点
4点+2点+14点+18点=36点オール
となります。ツモなので62点の加点。でかいですね。
なれてる人ならササッと数えるので、なれると集合!といって集めるのがだんだんくせになっていきますwアドレナリンの出しどころ。
先に本場を数えるところ、手牌を点数数えの牌に使わないところに注意しましょう。
北海道サンマを遊んでみた感想
おもろい!
東天紅なんで面白いのは絶対約束されてるので問題ないとして…
古今東西いろんなローカルルールがありますが、北海道サンマもいい感じのローカルさがでています。
特に役の点数が大きいところがポイントかなぁと。普通の東天紅だと役って刺身のツマ程度の存在感でしたが、北海道サンマはリーチとタンヤオ、一盃口がそこそこ強いので結構リーチが強いなぁという印象でした。
懸賞場があるのも面白い。リーチを打てばツモりやすくなって点数を稼ぎやすいですが、ダマにすれば和了率も高くなるのでどっちにするか、ちょっと悩んだりもします。ここらへんのバランスがいいですね。
3や7にも赤があって点数を作りやすい、鳴き一盃口もあるので勝負手になりやすく、全ツしやすくアドレナリン効率が高く、保ちやすいのも高評価。
数時間だけしか打てませんでしたが、北海道サンマも無限に打てるほどの中毒性があります。スキな人にはとことんハマる、みたいな感じですね。
点数も結構動くのでアドレナリンを出したい人は絶対ハマること間違いなし!ぜひ遊んで見てください!
北海道サンマを打つなら札幌のフリー雀荘へ
北海道サンマを打ちたい!と思った人はぜひ札幌のフリー雀荘へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
先程紹介した旅打ちブロガーのひろーさんが訪れた北海道サンマフリー雀荘の情報をあげておきます。気になる方はぜひどうぞ。場末が好きな人はハマるかも。
他にも札幌~すすきのの近くに数店舗ほどあるのでぜひ挑戦してみてください。
ちなみに”お気持ち”は50~100ほどとのことです。そこそこ動きます。
セットで打つ場合は3と7に赤がないのでシールで代用するとやりやすいと思います。
ちなみに新橋にある「麻雀龍馬くん」というお店のオーナーが何故か北海道サンマフリークで、そこで遊んでたときに
「daisenさん、北海道サンマ、いいですよね…!」
といいながら赤の3と7を見せびらかしていました。あんたもスキねぇ~
セットでも貸し出しOKなので都内で北海道サンマをするならぜひ龍馬くんへ!(ダイレクト・マーケティング)
北海道へ旅行したならジンギスカン食ってサッポロビール飲んですすきのでしっぽりして北海道サンマで熱く楽しみましょう!