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1分生成動画の作り方

巷では生成AIで制作されたCMなどが目につくようになりました。しかし、単に”生成AIを使って制作した”というのは、あまり良い印象を持たない人も多いようです。既存のクリエイションプロセスを上書きするような使い方は、歓迎されないのは想像に難しくありません。

個人的には、生成AIによって今まで出来なかったことに領域を拡げる使い方を探っています。難易度の高かった未来創造への展開も一つですが、今回の動画はもっと身近で私的な活動への応用です。

99b.BBQ は、九十九里浜バーベキュー協会の愛称です。チームロゴを作り、イベントでの使用やTシャツなどを制作する、定番のチーム活動です。

シンプルなBox LOGO 定番のチームTシャツづくり

99b.は、Ninety-nine beach (九十九里浜)の略ですが、Ninety-nine begins (99の始まり)、何かを始めたり挑戦をする場所。という意味も含まれています。
BBQのみならず、新しい料理にチャレンジする。
サーフィンを始めてやってみる。新たな仲間に出会う。
そんなコミュニティなんですね。

ロゴを使ったイメージ動画クリップ

最終的にこんなクリップができました。

九十九里はサーフスポットなので、こんなに穏やかな海ではないのですが。

How to make

シンプルなロゴを動かして、動画のエンディングなどに使えるクリップ動画を作りたいと思いました。

ロゴの画像をRunwayのImage to Movie

シンプルなロゴ画像を用意してRunway Gen3のImage to Video。

ロゴ画像をアップロード

Runway Web版iPhoneの画面

First:この画像から始まる動画生成
Last:この画像で終わる動画を生成

動画の説明を追加(何も入れなくても動画にはなる)
BBQスモークの中から現れるロゴマーク
Logo appearing from BBQ smoke

これでできた動画がこちら

BBQのスモークでもないかなぁ。
気に入る動画になるまで、promptを試したり…
しかし、Gen3の動画生成は1秒10クレジット。(Runwayウォーターマーク無し)
お金に換算すると10秒で1$(150円)です。
良いのが生成されるまで試行錯誤も…まぁまぁ大変(苦笑)

この後、夕焼けのビーチ波打ち際(Waves on the beach at sunset)に方針変更したところ、ロゴがプレートのようになり浜に置いてある様なものになりました。
ロゴに波が当たったり、時々不思議な水飛沫が上がったり。。なんだか素敵

いくつか動画クリップをつくり、iMovieで繋げます。最後にトランジションでフラットなロゴマークになって終わるようにする。

約1分の長さになりました。

Suno AIで曲を生成する

今回は、画像に合わせて曲を生成してみます。
静かな波打ち際の映像なので、アコースティックギターのインストゥルメンタルが良いかなぁと思いつつ、少し女性ヴォーカルの声が入る静かなバラードにしてみました。

Suno AI Web版 iPhone画面

→Create

Lylicsはシンプル

[Gentle acoustic guitar arpeggio]

[Chorus]
Ninety nine beach
Ninety nine beach
Ninety nine begins

[end]

Suno AIの新たな発見!チョイ技

そして今回のトライアルで見つけたチョイ技です。
動画が1分なので、できれば1分の曲にしたい。
さて、曲の長さを指定できるのか?
Suno AIのVer.3.5は相当優秀になりました。
一回の生成で最長4分です。おかげで、一曲一気に生成してくれますが、時に4分で終わらないほどエンドレスな曲も出します。

今回はお願い。短い曲にして欲しい。

ということで、promptに1minuteと入れてみました

Quiet ballad, acoustic guitar, female vocal, 1minuite

すると、お見事!
だいたい1分で終わる曲が生成されました。

だいたい1分で生成できている


※30秒や40秒を試してみましたが、なんとなく影響はある程度で完璧にコントロールはできません。

そしてiMovieにて動画に曲を挿入して完成です。
ここまで全てiPhone上で作業できます。

もう一度動画リンク↓

お試しあれ。
またね♪

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