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マーケティング・販促・営業の時流通信

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年商十億円を目指す小さな組織のための、集客・販売促進・営業・新規開拓・組織づくり・人材育成などの成果をうむ仕組みづくりと継続した改善手法の知見やノウハウをお届けします
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記事一覧

KPIはいくつ設定することが最適なのか?

ほとんどの会社が仕事や組織が仕事の成果を測定するためにKPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指数)を設定しています。KPIは、組織が目標に向かって効果的に動くための重要なビジネスツールです。 しかし、多くの組織がKPIの設定や設計に苦労しているようです。よく耳にするのは「適切なKPIの設定ができない」「KPIが形骸化している」といった問題です。 KPIはビジネスの現場でひんぱんに使われる用語ですが、適切な運用はなかなか難しいものです。

DXの大誤解。中小企業のDXで成果が出ない理由

カイロスマーケティングという会社で代表を務めております、佐宗(さそう|@dsasoon)と申します。 先日、出張の際に、ある都市の商工会議所の中小企業相談所の担当者さまと「DX」についてお話しする機会をいただきました。商工会議所でも、地域におけるDXの取り組みに重点を置いているだけでなく、地域の中小企業からDXに関する経営相談を多く受けているようでした。 DXについては、 「DXってどうやったら売上アップにつながるのか?」 「中小企業のDX成功方法はあるのか?」 といった

自社の強みを探る方法〜事例取材でお客さまの本音に迫る

おはようございます。 カイロスマーケティングで代表をしております、佐宗(さそう|@dsasoon)と申します。 自社の強みは、自社だけでは理解することができません。意外に感じるかもしれませんが、これは真実だと思っています。 自社の強みをより深く知るためには、事例取材がとても有効な手段です。事例取材を通じて、お客さまにさまざまな質問をすることが可能になるからです。 自社の強みは予想外なところから見つかる「御社の商品の強みは何ですか?」という質問は、お客さまが商品を競合他社

競争に負ける企業の運命。新市場開拓の急所を見落とすな

新市場の開拓は、失注を通じて自社の弱みを把握し、それを補うことで新規のお客さまを獲得することに他なりません。結果的として、事業が成長します。 事業拡大を目的とした新市場の開拓のために営業戦略の基本である差別化や強みが重要なのは確かですが、むしろ弱みを補うことが本質です。多くの企業がこの点を見過ごしているのではないでしょうか。 自社の強みはお客さましか知らない、という真実すべての企業にとって、利益の確保は重要な経営上の課題です。利益を確保するには経費の削減も必要ですが、売上

IT知識だけでは不十分!デジタル化やDX推進のリーダーに必要な隠れた資質

おはようございます。 カイロスマーケティングで代表をしております、佐宗(さそう|@dsasoon)と申します。 2月前半、イベントでの対談やお客さま訪問にて、多くの経営者さまとお話しする機会がありました。セミナーでは、当社の核となる事業領域である営業やデジタルマーケティングに関する話題が中心でした。 中小企業の新規開拓営業やマーケティングは、名刺交換を起点に、地道は足使いで営業を展開し商談へとつなげていく流れが一般的です。特に地方や社員数規模が小さいほど、この傾向が強くな

その営業DXは間違っています!陥りやすい3つの「落とし穴」

おはようございます。 カイロスマーケティングで代表を務めております、佐宗(さそう|@dsasoon)と申します。 「DX白書2023」によると、約3〜4割の中小企業がすでに営業DXに取り組んでいます。営業デジタル改革の一環として、営業DXに取り組む中小企業は年々増加の傾向にあります。 営業DXに取り組む企業が増える一方で、営業DXの問題点も徐々に明らかになってきました。その問題点に陥って、「あなたのDXは間違っています!」と言われないよう、DXに取り組む際の注意点をまとめ

コンサルタント任せの営業DXが大炎上。その理由とは?

おはようございます。 カイロスマーケティングで代表をしております、佐宗(さそう|@dsasoon)と申します。 DXが注目され始めてから、3年以上が経ちました。DXに対する認知も徐々に広がり、DX導入企業が増えてきたように感じます。 DXは「デジタルトランスフォーメーション」の略称で、ITツールやデータなどデジタル技術活用して組織や事業を変えることを指します。リモートワークが進み、対面以外の営業活動を可能にするITツールが普及するにつれて、営業DXに関心を寄せる企業が増え

マーケティングや営業で「数字の理解に強く」なる方法

おはようございます。 カイロスマーケティングで代表を務めております、佐宗(さそう|@dsasoon)と申します。 マーケティングや営業に関わる仕事をしているなら、数字の確認は日常の業務でしょう。数字を確認することが仕事の正しい判断につながり、そして次の一手を打つことになります。正確な判断と次の戦略・戦術を立てるためには、これが不可欠です。 事業にはPDCAが欠かせません。立てた計画(P)を実行(D)して、実行の結果を確認(C)して、そして改善のための道筋を立てる(A)、と

仕事で成果を出す「戦略」の学びかた

こんにちは。 カイロスマーケティングで代表を務めております、佐宗(さそう|@dsasoon)と申します。 書店に行くと、「戦略」というキーワードが入った書籍をベストセラーコーナーでよく目にします。企業戦略に関する書籍は以前に比べて減少傾向にあるかもしれませんが、それでも多くの戦略の書籍がベストセラーに選ばれています。 インターネットを通じて、企業や個人が自社の戦略やその成果を公開することが増え、戦略に関する情報は以前よりも容易に入手可能になりました。しかし、戦略に関連する

業界認知が低いなら、小冊子マーケティングも1つの方法

こんにちは。 カイロスマーケティングで代表を務めております、佐宗(さそう|@dsasoon)と申します。 まだまだ業界の認知が低く、集客力にも不安がある小さな組織では、展示会が新規開拓のテッパンであるお話は以前にさせていただきました。 顧客の名刺情報を獲得するための費用を考えると、他の新規開拓の施策に比べて展示会は費用対効果としてまずまずです。 毎年展示会に出ているが、一年中新規開拓のための施策をしたい!という小さな組織には、小冊子を活用した新規開拓が有効であると考えて

中小企業の新規開拓の王道施策は展示会出展である

おはようございます。 カイロスマーケティングで代表を務めております、佐宗(さそう|@dsasoon)と申します。 そろそろ12月も中盤になり、秋の展示会シーズンも終わって忘年会と年末年始の挨拶訪問の時期になりました。今年は特に、展示会の来場者数が元に戻ってきたことを感じています。 みなさんの今年の展示会の成果はいかがでしたか? 展示会は小さな組織のマーケティング施策のテッパンである 業界に知名度がまだない小さな組織のマーケティングにお勧めの集客の施策が展示会です。 事

商談につながる「いますぐ客」のみつけ方

おはようございます。 カイロスマーケティングで代表を務めております、佐宗(さそう|@dsasoon)と申します。 昨日はある会社さんと共催のセミナーをさせていただきました。集客数が100名を超えることができました。 セミナーでは、この記事のテーマである、商談につながる「いますぐ客」の見つけ方、にも触れていました。ここが一番ウケたようです。つまりみなさん、困っているんですよね。そりゃそうですよね。 オンラインで購買検討を進める時代に適したMAツール いまや法人の購買であっ

営業DXの基本である、覚えておきたいメルマガの基礎知識

おはようございます。 カイロスマーケティングで代表を務めております、佐宗(さそう|@dsasoon)と申します。 先日開催した経営者の営業DX勉強会でも、メルマガが話題になりました。いまさらメルマガと言えるかもしれないのですが、されどメルマガなんです。営業が忙しくてなかなか会えないお客さま、あの製品をご購入いただいているけどこの製品に興味を持っていただきたいお客さま、などメルマガで情報をお届けするべきお客さまがいます。 さて、本記事は、こちらの記事の続きです。 お客さま

デジタル顧客名簿は営業DXの基本である

おはようございます。 カイロスマーケティングで代表をしております、佐宗(さそう|@dsasoon)と申します。 営業DXという言葉もだいぶ聞き飽きてきたような感じもします。でも、営業DXがまだまだ道半ばである中小企業も多くあります。その多くは、営業DXはどこから手をつけて良いかわからない、からだと思っています。 営業DXは「デジタル顧客名簿」をつくらないと始まりません。 営業DX時代の「デジタル顧客カルテ(名簿)」の重要性 「デジタル顧客カルテ」とは、医療におけるカルテ