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SF海外ドラマ「ブラックミラー」にみるネットの未来

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最近は本だけでなく、海外ドラマにハマっている。

特にブラックミラーは、ネット業界の人は観たほうがいいと思うSF海外ドラマだ。

なぜかというと、攻殻機動隊などが好きな人が多いように、SFは未来を考えるのにちょうどいいからだ。

もちろんフィクションなので、全てが現実に起きるとは限らない。

しかし、SFによって数十年後の一つの未来を感じることができ、3〜5年先のサービス開発に対して手を打つことができると思うのだ。

今回は、海外ドラマ・ブラックミラー(シリーズ3)を観た感想を述べたいと思う。

ネタバレ必死なので、ご注意ください。

ブラックミラーの感想

シーズン3は、

1.ランク社会
2.拡張現実ゲーム
3.秘密
4.サン・ジュニペロ
5.虫けら掃討作戦
6.殺意の追跡

という6つのエピソードからなる。

まず、僕が気になったのは、「1.ランク社会」

SNS上の評価が、現実世界の評価にシンクロし、常にSNS上の評価を気にして現実世界を生活するというストーリーだ。

これは最近の世の中を考えると、実際に起こっていることだろう。

SNSで発言のある人はどんどん個人で活躍する世の中になるだろうし、大企業のサラリーマンは、将来部下がSNSでインフルエンサーになることを見越して、言動したほうがいいだろう。

自分が管理しているようでも、SNSという世の中に監視されているのが現状なのだ。

次に、「2.拡張現実」

拡張現実はいま正に注目されているテクノロジーだ。

お金のなくなった旅行者が、帰りのチケット代を稼ぐためにゲームの被体験者のバイトをするのだが、そのゲームが脳波を送受信する拡張現実で、自分の記憶が崩壊し、自分が何者かわからなくなるのだ。

海外ではゲームをやりすぎて、現実とバーチャルがわかならくなり、殺人を犯してしまう事件もある。

脳波というテクノロジーもまだ未知数であり、拡張現実は、そのような危険を暗示する。

そして、「3.秘密」

ある少年のPCがマルウェア(パソコンウイルス)に感染しており、自分が自慰行為している動画がハッキングした犯人に送られてしまう。

そして、他のハッキングされた人と共に、銀行強盗を指示されてしまうという話だ。

いまビットコイン界隈でハッキングが騒がしいが、その時自分はどう考え、どう行動すべきなのか?を考えさせられる。


「4.サンジュにペロ」は非常に美しい作品で好きだし、
「5.虫けら掃討作戦」も人間の権威主義的な、嫌な感情が見える面白い作品なのだが、
今回は、「ネットの未来」というテーマなので割愛する。

最後に、「6.殺意の追跡」

この作品は、SNS上でその日一番パッシングを受けている人が1日1回謎の死を遂げるのだが、そのSNS上でのパッシングをしている人全員が大量にドローンのハチに殺されるのだ。

そして、実はその犯人は、SNS上で被害を受けた女性の友人ハッカーで、SNSで誹謗中傷をしている人も同罪という思想の元にこの事件を起こしたという話しだ。

僕はこの話を観て、SNSのあり方を改めて考えさせられた。

SNSは匿名で、簡単に誹謗中傷や暴言をはきやすい。

しかし、SNS上でフォロワーの多い方をお会いすると、繊細で、だけど前向きな方が多い。

最近、SarahahやPeingなどの匿名質問サービスが流行っている。
その中には、ひどい質問も多いようだ。

SNSはもっと前向きな発言だけを投稿すべきで、そのほうが楽しい実生活を送れるのではないだろうか。

まとめ

ブラックミラー(シリーズ3)の感想はどうだったでしょうか。

ネット世界が現実とよりシンクロしてきており、

ますますフリーランスの時代が到来している。

一方で、ハッキングや誹謗中傷などの問題もあるが、

この問題に人びとは向き合っていかなければいけない。

マーケティングの世界では、

オムニチャネル(ネットとリアルの融合)がまだ誰もブレイクスルーしてない課題となっている。

僕らはネットと現実社会をどう融合し、
渡り歩くのか?というのを考える過渡期に生きている。

現実に答えはなく、仮説で動いていく時代だと改めて思った。


SF海外ドラマ「ブラックミラー」にみるネットの未来いかがでしたでしょうか?
もし面白いと思って下さったら、サポートの意味を込めてノートを購入してもらえたら嬉しいです。
今回の有料部分は、ブラックミラーで感じたことを深める行為になるかと思い読んだ、
ドワンゴ創業者川上さんの「ネットが生んだ文化 誰もが表現者の時代」の要旨を書きたいと思います。

キーワードは、「リア充」・「炎上」・「コピー」・「嫌儲」の4つです。

これで、ネット世界の思想がわかると思います。

未来を学ぶには、まず歴史から。

書籍:<ネットが生んだ文化 誰もが表現者の時代>


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