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CES2018で感じたテクノロジーの未来

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今回はハイテク系で世界最大級の展示会CESの視察をしてきたので、そこで感じたことをレポートしようと思います。

技術イノベーションは、差分の連続であり、思いもよらないところに適用したり、引き算したり、結合することによって、イノベーションが起こると言われます。

今回感じたのは、CESも単発で来ただけではわかりにくいかもしれないということです。
何年も通うことによって、差分で、注目されている技術や地域がわかります。

そういう時代の流れを感じ、技術を見極め、自社にどう応用できるかが、CTOの役割ではないだろうかと改めて感じました。

今回、僕が変化として感じ、注目したのは、
1.AIアシスタントが一般化
2.テクノロジー大国としての日本スタートアップ
3.自動車業界がCESを重視へ
4.感情の可視化のはじまり
5.僕が注目したプロダクト
です。

1.AIアシスタントが一般化

既にアメリカではスマート・スピーカーは3900万人が使っているそうです。アメリカの人口が3.2億人だとすると、12%超えなのでキャズムをもうすぐ超えそうな状況である。

参考:39 million Americans now own a smart speaker, report claims

今回のCESでも、ラスベガスや会場の至る所に、Google Assistantの宣伝がある。

そして、CESではAmazon AlexaというAmazonの音声入力APIを搭載した家電製品が出てきている。

例えばInnovation Awardに進出していたVoice Lighted Mirrorがそうだ。

Alexa APIと連携しており、鏡で化粧をしながら、音楽を掛けたり、エアコンを生業するようなことが出来る。

Alexa APIに対応している家電が増えれば、いろんなところで家電を制御でき、スマートなひきこもり生活が出来るということだろう。

僕も家にいることが好きな方なので、スマートな住環境ができることは素晴らしいと感じた。

2.テクノロジーイノベーションと日本の技術革新

簡単に言うと、すごく寂しかった。。

日本のスタートアップブースでの存在はかなり小さい。

僕は毎年Innovation Awardの展示ブースに行き、
イケてるプロダクトを探る。
そして、メインはEureka Parkというスタートアップがあつまるエリアに行き、全てのスタートアッププロダクトを見る。

年々スタートアップブースのエリアは大きくなっており、今回South Hallにあったのだが、日本のスタートアップブースはここにない。。

日本のスタートアップブースは、South Plazaのかなり隅の方の一角にあった。
ほとんどは中国のスタートアップで、韓国や台湾スタートアップより小さかった。
ハイテク系展示会としては、本当に寂しい限りだった。。

一方躍進している国もある。

中国は出展社数4500社のうち、1500社だそうだ。

South Plazaはさながら中国エリアのようだった。

そして、最近存在感を増しているのが、フランス・ドイツを始めとした欧州企業だ。

French Techと名うって、メイン会場を陣取っていた。

技術立国、日本だったのは過去の昔という現実を、まざまざと見せつけられた。

参考記事:CES 2018年がラスベガスで開幕、4500社超の参加企業のうち中国勢が1500超を占め存在感を増す

3.自動車業界がCESを重視へ

自動車業界の方に聞いたのだが、現状の自動車業界はモーターショーより、CESのほうを重視されてきているそうだ。

CES = Consumer Electronics Showなので、家電が中心になる。

今までは、サムスンやLGといった韓国電機メーカーや、ファーウェイなどの中国携帯端末企業、PanasonicやSONYといった日本電気メーカーがCentral HallやNorth Hallなどメイン会場を埋め尽くしていた。

CES2016では、フェーウェイなどの携帯端末メーカーが一番お金のかかった演出をしている印象だった。

しかし、今回は自動車業界の進出が目覚ましいと感じた。

トヨタ・ホンダ・ニッサンといった日本自動車メーカー、ベンツやBMWといった欧州自動車メーカー、中国版テスラと呼ばれるBYTONといった主要自動車企業がほとんど出展していた。

背景としては、電気自動車が自動車業界の中心になってきているということがあるのでしょうか?

最も大きいガジェットと言われる「自動車」。

この自動車業界によって、電機業界と融合し、新たなイノベーションが起こるのだと改めて感じました。


ここからは、ノートを購入してくれる方限定で、
4.感情の可視化のはじまり
5.僕が注目した注目プロダクト
をご紹介したいと思います。

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