見出し画像

仮想世界の始まり 第6話「5000億円燃やされたお金」

イーサリアムが通貨といえる理由は、イーサリアムが実際に世界で使用されているからだ。1日に50億円以上の決済に使用されている。「イーサリアムは一体どこで使用されているのか?」疑問に思うだろう。

イーサリアムは、イーサリアムプラットフォーム上にあるアプリで決済することができる。
●スマートコントラクト
●De-Fi
●アート
●ゲーム

①スマートコントラクト
スマートコントラクトとは、人ではなくシステムが取引成立を進めることだ。
メリットは、取引期間の短縮化、人件費削減、不正防止が挙げられる。
システムを起動させる際に支払う手数料をGas(ガス)と呼ぶ。仮想通貨を実際に触っている人はよくガス代が高いと言う。中国が大量のLNG購入によって、仮想通貨民は二重のガス代に苦しめられている。

ビットコインをはじめとする大半の暗号資産は、送金をする際に「マイナー」と呼ばれる取引の承認作業を行ってくれた人に対して手数料を支払う必要がある。

イーサリアムの2種類の手数料(Gas)
1.送金にかかる手数料
2.スマートコントラクトの実行に必要な手数料
GasはETH(イーサリアム)に換算され、ブロックチェーンの承認作業を行うマイナーにイーサリアム(ETH)で報酬が支払われる。

2021年8月5日イーサリアムの改善提案として上記の手数料の一部を燃やす機能が実装された。イーサリアムはビットコインと異なり供給量に制限が無かった。その設計の解決策として上記の機能(=EIP1559)が実装され、2021年10月に需要が供給量を上回った。EIP1559実装前は30万円前後だったイーサリアム価格は2021年11月4日現在、50万円を超えた

イーサリアムがどれだけ燃やされたか(=burn)は以下のリンクから確認ができる。
https://ultrasound.money/

EIP1559を技術的に興味がある人は下記のリンクを参照下さい。厳密にいうとEIP1559の目的は複数あり、イーサリアム2.0の一部分である。イーサリアムに興味がある人は、イーサリアム2.0も合わせてご確認を!
EIP1559
https://medium.com/@TrustlessState/eip-1559-the-final-puzzle-piece-to-ethereums-monetary-policy-58802ab28a27
イーサリアム2.0
https://bitcoin.dmm.com/column/0176

次回はDe-Fiについて簡単に実践内容も含めて紹介する。
お楽しみに!

≫次回第7話 職業 パンケーキ職人の世界的流行

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?