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仮想世界の始まり 第3話 イーサリアムとの出会い

筆者は起業準備の傍ら、仮想通貨を調べていた。筆者が、仮想通貨に興味を持った理由は、下記の要素が密接に関わっているからだ。
仮想通貨の主な要素
・技術
・思想
・金融
・通貨(貨幣)
・トレード
・経済
・政治

技術は、
サトシ・ナカモトが提唱した論文(和訳)を下記から参照できる。
技術的な話は非常に専門的であるため、今回は省略する。
https://www.kk-kernel.co.jp/qgis/HALTAK/FEBupload/nakamotosatoshi-paper.pdf

思想は、
筆者が仮想通貨を調べていく中で、出会った物語を通して記述する。

ある青年の苦い体験
13歳のロシア系カナダ人の青年は、あるゲームに没頭していた。長時間プレイし、大切にキャラを育てていた。しかしある日、お気に入りキャラのステータスが運営によって突如変更された。青年にとってこの経験は苦い思い出となった。管理者の一存で変更が可能なプログラムに不満を持ったのだ!

青年が17歳になり、父親からビットコインのことを聞いた。青年の父親は、コンピューター技術者、母親は経済アナリストであり、青年も学業成績は抜群であった。最初に父親からビットコインの話を聞いた時は、価値を感じられず、将来的に失敗するだろうと予想した。しかし、何度かビットコインの名を耳にし、興味を抱き始めた。そして、ビットコインの背後に存在する無限の可能性を秘めたテクノロジーに注目し始めた。青年は、世界を旅することにした。青年は旅をしながら、ビットコインを受け入れている小さなレストランやお店、ビットコインATMを発見した。この時、彼はビットコインをお金としてどのように最大限活用するかに焦点を当てていた。

その後、青年は徐々にビットコインのフォーラムやネットワーク研究に時間を割くようになった。2013年10月、青年はイスラエルを訪れた。そこで彼は「CovertCoins」と呼ばれるプロジェクトの運営陣に出会った。このプロジェクトは、ビットコインブロックチェーン上でトークン≒(仮想通貨または代替通貨)発行など、仮想世界で様々な用途に応用する研究をしている。青年はこのプロジェクトが採用している技術を見ているうちに、プログラミングを一般化することができると考え始めた。さらに研究を進めると、分散型ファイルストレージを簡単にプログラミングできることに青年は気付いた。そして、分散型アプリのプラットフォームを作ることができれば、大切に育てていたキャラクターのステータスが突然変更されることもない。

特権を持った人のみで作られた現実社会ではなく、参加者全員が決定権を持つ新しい世界を青年ヴィタリック・ブテリンは創造しようとしているのだ。

ヴィタリックは、この発見からプロジェクトで議論を重ね、2014年にプラットフォーム、イーサリアムをリリースした。彼のプロジェクトは少しずつ参加者が増えていった。優秀なエンジニアが世界から集まり、2021年現在、世界中で開発が進められている。イーサリアムは全世界の人々に利用され始め、少しずつ世界を変えている。


イーサリアムは、特権階級への挑戦状である。個人が自由と裁量を持った世界が社会を変える!


金融は、
世界の富裕層が最も多い業界である。筆者も以前から金融に興味があり、株取引や投資信託は行っていた。そのため、仮想通貨に興味を抱くのも自然であった。私は、起業前にイーサリアムを資産の50%所持していた。現在は、資産の90%を持つほどイーサリアムが創造する未来を信じている。筆者にとってイーサリアムは、投資的側面とヴィタリックが目指す未来に賭けるというロマンがあるのだ。

一方、の成長性には懐疑的である。2021年10月現在も、円安は加速している。相対的に世界で円の価値が減少している。正直、生活や事業に必要な資金以外、円を持ちたくない。今の経済状況では、これから一層、円の価値は失われるだろう。気づかぬうちに、持っている円の価値が無くなることは非常に哀しいことである。


仮想通貨は、世界で多くの億り人を生み出している。新しく何か挑戦をしたい方は『仮想通貨』を選択肢のテーマに入れることをオススメする!

※億り人とは、株やFXなどで1億円を超える資産を築いた人を表す言葉。

≫第4話 イーサリアムとの出会い2 (通貨、トレード、経済、政治)

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