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「言葉」だから伝わる「思い」。

 電車の席に座っていると、高校生が乗ってきて「失礼します。」と言って私の隣に座りました。私がちょっと荷物をずらすと「すみません。ありがとうございます。」と。その時、なんて礼儀正しいのだろうと思うのと同時に凄く新鮮に感じました。

 私は毎日電車で通勤しています。座席が横並びになっていますが「失礼します。」と言って座る人はほとんどいません。無言の時もあれば会釈される時もあります。恥ずかしいですが、私自身そうです。思えば、日常生活の、特に何気ないところをジェスチャーで済ませていることが多かったのです。

 人と接する仕事をしているから伝える言葉には気をつけていたつもりでした。でもいつの間にか、言わなくても気持ちは表している“つもり”になっていることがいっぱいある。そのことに気づかされたのです。

 車の教習場で教官が言っていたことを思いだしました。「“性格”はそう簡単に変えられないけれど、“行動”はすぐ変えることができる。」私もその高校生を見習って、思ったことを「言葉」で伝える“行動”をすぐにしようと思いました。そんなことに気づかせてくれた高校生の君に感謝します。ありがとう。

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