地瓜球:3球目の結果

地瓜球の試作、第3回目です。
動画探しを先にやろうと思いましたが、試してみたいことがありもう一度試作を行いました。


今回の目標

  • 潰すタイミング、潰す回数の検討
    潰せば潰すだけ皮が薄くなるという仮説に基づいて、次回は潰すタイミング、回数を検討していきます。

  • 野菜絞り器の使い心地の確認
    しっかりと潰せるように、本来の用途とは異なりますが野菜絞り器を購入しました。その使い心地も試してみます。

結果と考察

今回は「油の温度」、「潰し始めのタイミング」、「潰す回数」の条件出しをしようと条件をふって試作を試みましたが、途中で油の温度の調整を忘れてしまい厳密な検討はできませんでした。ガスコンロだと結構難しいですね。
とりあえず、3条件くらいでは検討できました。

【揚げ始め:120℃、潰し始め:0秒、潰した回数:13回
【揚げ始め:140℃、潰し始め:30秒、潰した回数:10回】
【揚げ始め:160℃、潰し始め:10秒、潰した回数:20回】
  1. 大きさと形状
    潰す回数の比例して大きくなり、また、皮が薄くなるであろうという仮説に基づき潰しましたが、思ったよりも大きくなりませんでした。大きさ的には4cmくらい(生地が1.5~2倍くらいに膨らんだ)でした。
    形状は真球にはならず、ボールを潰した感じの形状や、ところどころ飛び出た”おっとっと”のような形状になりました。「ボールを潰した感じの形状」は、おそらく潰し始めるタイミングが早すぎて潰れたまま戻らなくなったことが原因です。また、「”おっとっと”形状」は、潰した時に網目の穴から飛び出た部分が原因です。


  2. 今回は潰して膨らむかの検討だったので、最後まで揚げきっていません。揚げ切らないといいきつね色になりません。

  3. 食感
    もっさりとした食感で、明らかに揚げたりない食感でした。皮が薄くなればサクサクになると考えていましたが、どうやらそういうわけではなくちゃんと最後まで揚げきって水分を飛ばさないとサクサクにならないみたいです。


  4. 味は前回までと変わらずほんのり甘い感じでした。

ここまでの試作でなんとなく以下の点がわかってきました。

  • 高温だとすぐ固くなってしまうので油の温度は低温(120~140℃くらい)がよい

  • 潰し始めるのが早すぎると、生地同士や、生地と器具がくっついてしまうのである程度揚げてからがよい

  • 潰す方向が一定方向だと上手く膨らまない

しかしまだまだ身内ですら美味しく食べてもらえなさそうな出来栄えです。
今回は「潰すタイミング」、「潰す回数」、「潰し方」等の検証のために試作を行いましたが、まずもって最初の条件設定があまり良くないようです。もう少し調査した方が良さそうなので、YouTube等で地瓜球の動画を探してみようと思います。

次回の目標

  • 地瓜球の作り方動画、レシピを探索する
    自分だけでレシピを模索するのではなく、台湾の先人たちの知恵を借りようと思います。とりあえずYouTube動画を探してみます。

  • 油の温度、潰すタイミングの検討
    第3球目で、「油の温度は低め」、「ある程度揚げてから潰す」という方向性が見えたので、次回の試作ではその点を検証してみます。

今回のレシピ

今回もクックパッドに掲載されていた「0832 のキッチン」様の「台湾の屋台スイーツ★地瓜球と地瓜圓」のレシピを参考にさせていただきました。ありがとうございました!

材料
紅はるか:150g
砂糖:30g
地瓜粉:90g
水:60g程度

レシピ

  1. 紅はるかを電子レンジ(700W)で4分加熱する。

  2. マッシャーで潰し(裏ごしなし)、砂糖:60gを加えて、木べらで全体的に混ぜる。

  3. 水を加えながら、耳たぶくらいの硬さになるまで手で捏ねる。

  4. 直径1cm程度の円柱状に生地を延して、一口大になるように切っていく
    └大(直径1~1.5cm程度)・中(0.7~1.0cm直径)・小(0.5cm程度)

  5. 揚げ鍋に一口大に切った生地を並べて、油を生地全体が浸かる程度油を入れる。

  6. 油の温度が130℃くらいになったら、すぐに潰し始める。

  7. 揚げ終わったら揚げ皿にあげて少し冷ます

おわり

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