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月刊こしら Vol.108 (2024年5月号) 「コスパの罠」


「コスパの罠」 文・立川こしら

以前はコストパフォーマンスに優れる事に賛否があった。

今や、コスパという言葉すら会話に出てこない、世の中はコスパの悪い事を悪と決めたのだろう。

議論の余地はもはや無くなってしまったのだ。

スマートに洗練された現在ではコスパが良い事は絶対なる正義となってしまった。時間単位でのリターンの大きさである。

自分が若い時も、この考え方はあった。

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