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角換わり「イキり▲37桂はやめよう」①

プロアマ問わず大流行の角換わり腰掛け銀。
先手の指し方として、組み合う前に▲45桂速攻をちらつかせることで後手の駒組みに制約を与えようとする手法がありますね。

角換わり基本図

上の基本図から▲16歩△14歩▲38銀とするのがプロ棋界で流行している指し方です。ちなみに、自分は流行る前からこの指し方を多用していたので自慢しておきます。以下、△33銀▲36歩△62銀と進んで下図。

ここが分岐点

ここから▲37桂として、△42玉▲46歩△52金のように進めば速攻はできなくとも△52金型に限定できて先手に主張が生まれます。
しかし、▲37桂には△74歩▲46歩△73桂(下図)するのが手強い対応。

先手から見て最も嫌な対策

▲45桂と仕掛けるのは△44銀▲24歩△同歩▲同飛△22歩と収められ、△65桂や△55角の反撃が残り先手が忙しい。よって上図△73桂には▲66歩として後手からの速攻を防ぐのが最善ですが、何故か先手が形を決める展開になってしまいます。以下の指し方についてはまた次回。

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