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ご祈祷のススメ

厄年(前厄)をきっかけに毎年ご祈祷を受けるようになった。
これまで何気なく受けていたが、昨年のきっかけにより今年は発見が多く、広くご祈祷を受けることを勧めたいために記録を残すことにした。
仰々しい内容ではなく、かつ極めて私的なものであるために手短に済ませる。

ご祈祷の場は赤坂にある日枝神社。人生の節目に大変お世話になった社であり、毎年ここでお願いをしている。例年であれば1月中に詣でることが多いが、今年はご縁が合わず3月にずれこんでしまった。それが却って良い結果でもあったと思う。


日枝神社

ご祈祷の流れ

受付で祈祷の内容と個人情報を記入して提出。待合室で待った後に番号を呼ばれて祈祷殿へ伺う。空いていれば3~5組ほど、混んでいると7~8組ほどが同時に呼ばれる。
はじめに神職による祓詞(はらえことば)の奏上がある。短い詞であり汎用性も高いので覚えておいて損はない。かくいう私も、昨年國學院大學博物館で行われた企画展「祓-儀礼と思想-」を拝観した縁により祓詞を覚えた。思えばこの企画展に参加するきっかけも、黒住教を訪れた際の朝拝において皆が祝詞を奏上する様を見て感化されたものだった。
祓詞を覚えた後は日拝や神社へお参りに行った際に奏上するようにしている。

その後は各個人の願い事を奏上する。人数が多いときは概要だけを伝えるが、今回は3組しかいなかったために事細かく祝り上げてくれた。
祓詞だけでなく様々な祈願の祝詞を覚えるとより効果が高まる気がする。
近年は自宅であげる祝詞の解説本なども出ており、一冊常備しておくのも良いだろう。

授与品について

祝詞奏上の後に神楽が舞われ、ご祈祷は滞りなく終わりを迎える。
最後にお神酒と授与品をいただいた。
中身は、ご祈祷を受けた人だけに授与される御守や神事に使用した神米、お神酒などである。正月であれば破魔矢もつくが、これは個人の祈祷に割ける時間の短さへの対価とも思える。
個人的には長く祝詞を奏上してくれる方が嬉しく、今後も年度末を目安に参拝できればと思う。

最後に神宮大麻と日枝神社太玉串を拝受して社を後にした。
祝詞の内容が分かるだけでご祈祷のありがたみも大きく変わる。

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