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ONE (歌詞和訳) 〜 Mary J. Blige & U2

今日、2019年公開のイスラエル映画「兵役拒否」(ドキュメンタリー, 原題 Objector) を観た。素晴らしい内容だった。その映画とイスラエルにおける兵役拒否について note 投稿を書こうと思ってたんだけど、映画を観終わったのが今夜7時過ぎ。その投稿は明日以降にしようと思う。

そういや、今日から自分の note 投稿に自分で「スキ」することにしたのだった。今日、「ご丁寧に」自分の過去の note 投稿全てに「スキ」済ませたくらいで、いきなり徹底させた(Facebook も基本、以前からそうしてるんだけど、ただし Facebook は要するに取り上げた内容次第の反応として選択できるので Like, Love, Haha, Angry.. 何でもあり。ついでに言うと note の「スキ」というのは Like の直訳なんだろうけど、日本語の語感的にはどうも馴染めない呼称)。

上の段落は脱線トピック。話を戻す。

今日は、「何となく」の話だけれど、あの映画を観終わった後の気分に、つまり文字通り「何となく」その気分に、そこそこ「合いそうな」歌を思い出したので、その歌、U2 の "ONE" と歌詞の筆者による和訳を取り上げることにした。訳したのは 17年前、2003年の12月20日。

当時はけっこう U2 が好きでボノもリスペクトしていた。ただ、4年ほど前にネット上で知り合ったアイルランド人からボノ「偽善者」疑惑にまつわる話を聞いてから(アフリカ援助に「熱心」な彼の慈善活動に集まる金が何処に行っているのかとかボノの税金逃れ問題とかを記事付きで紹介された、一言で言えば慈善なのか偽善なのかみたいな話)、要するにその話にかなりの説得力を感じたことで、ボノのある面における評価はだいぶ変わった。知ってみると、アイルランドというパレスチナ解放運動への支持者がかなりいるあの国の出身ながら、アフリカには「熱心」に見える一方で「パレスチナ」の「パ」の字も言わないボノ、といったことを含め、思い当たる感じはそこそこあって、それ以来ずっと疑問を持ったまま。

しかしまぁ、U2 の曲にはいい曲(気に入った曲)がわりとあるのは事実で(アルバムは3枚持っている)、彼らの歌そのものを避けるほどにまで嫌になったわけではない(その辺り、筆者のボブ・ディラン「嫌い」における度合いや質とはだいぶ様相が異なる)。

今日、ここでは、ボノがメアリー・J. ブライジと一緒に歌った "ONE"、彼女のオフィシャル・アカウントの方に上がっているものを使うことにする。

*ただし、上で触れた17年前に筆者が訳した和訳歌詞というのは、U2 のスタジオ・ヴァージョンの歌詞をもとにしたもの。で、メアリー・J. ブライジと一緒に歌っているヴァージョンの歌詞はそれと大きく違うものでもないし、以下では、U2 の1991年11月リリースのアルバム "Achtung Baby" に収録されたこの歌の歌詞と、筆者が2003年12月にそれを日本語に訳した和訳歌詞を掲載する(例によって意訳混じり、だいたい自分の趣味シュミ歌詞翻訳は訳した時の気分に左右されてるし、ある意味、意図してそれをやってるし、どう感じ取るかはリスナーの自由、アートは受け手の側が鑑賞する場に渡ってしまえばある部分、受け手のものになっているのだから、著作権みたいなレベルの問題は別として。釈明みたいな前説括弧が矢鱈と長くなったわん、ONE!!)。

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*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。英語歌詞・原詞は公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.9.2 加筆/削除/編集)。

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よくなっているかい
それとも前と同じ感じかい
気は楽になりそうかい
誰かを責めたっていいんだよ

そうさ
ひとつの愛
ひとつの生命(いのち)
ひとつの必要なもの
闇のなかにいるときでもね
それはひとつの愛
僕らが分かちあうもの
そいつは君のもとを去ってしまう
君が大事にしていなければね

僕は君をがっかりさせたかい
それとも後味悪い気分にさせたかい
君は愛なんて持ち合わせはなかったってフリしてる
僕にも愛なんてなしでいきなってのが望みだね

でももう遅すぎるのさ
今夜
過去を引きずり出して
光のなかに曝そうとしても
僕らはひとつなんだ
だけど僕らは同じってわけじゃない
僕らは支えあうことができるんだ
互いを支えるのさ
ひとつなのさ

ここに許しを請いに来たのかい
死者を蘇らせに来たのかい
ここにイエス・キリストを演じに来たのかい
らい病患者を救う場面でも想像してさ
僕は求め過ぎてるかい
あまりに多くのことを
君は僕に何も与えなかった
今の僕が得たものはひとつだけ
僕らはひとつだってことさ
だけど僕らは同じってわけじゃない
僕らは互いを傷つけあう
それも繰り返しね

そうだよ
愛はひとつの神殿
愛は道徳律
愛はひとつの神殿
愛は崇高な摂理なんだ
君は僕に入っていくことを求めてる
だけど結局君は僕を地面に這わせるのさ
僕はしがみついてはいられない
君のなかにあるものにね
それが痛みだけってときには

ひとつの愛
ひとつの血筋
ひとつの生命(いのち)
君は君がすべきことをしなくちゃいけない

ひとつの生命(いのち)
互いに
姉妹であり
兄弟であり

ひとつの生命(いのち)
だけど僕らは同じってわけじゃない
僕らは支えあうことができるんだ
互いを必要としてるのさ

ひとつなんだ
ひとつなんだ
ひとつなんだ

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*1 上の和訳歌詞は自分のホームページに掲載してきたもの。近年全く更新していないホームページだが、今もネット上に置いている。

ただし、2001年夏に本を買って HTML 独学して 1週間ほどで立ち上げた、ホームページ作成用簡易ソフト不使用のウェブサイトで、以降一切、仕様を変えておらず、現在、とりわけスマホなどから閲覧しようとすると OS のヴァージョン次第では文字化けする(威張ることじゃないけど、まぁ威張ってはいないけれど、いつもこれ書いてるんだけど、でも初めて筆者の note 投稿を見る人には「初めて」なわけで)。

*2 訳した日の日記。個人的呟きのような、まさしく日記、私的なメモ。だらだらと書いているが、当時の自分の「転がる石のような」人生のゴタゴタがあってそんな気分で書いていた。上に書いた通り、今はボノは好きではないが、当時はリスペクトしていた。

同上で、スマホだと OS 次第で文字化け。


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