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Lyrics 歌詞の翻訳

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好きな海外の歌(英語の歌が中心、というか他の言語は翻訳無理)と歌詞の日本語訳を投稿します。別のテーマを取り上げた投稿であっても、歌詞の翻訳を掲載した投稿は、このマガジンにも収録し… もっと読む
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2020年8月の記事一覧

歌詞和訳 ー "Duncan" from Paul Simon 1972 self-titled album

ポール・サイモンは間違いなく現代ポピュラー音楽界の至宝の一人に数えられるようなミュージシャンだと思うけれど、この note 界(妙な言い方だが、笑)における彼の知名度は、その意味では不当に低い。「その意味では」というのは、note のユーザーや読者の関心領域が全ての分野を隈なくカヴァーしているはずはなく、且つそうあるべきとも当然ながら思わないので、これはあくまで「その意味では」ということ。つまり、そんなことを理由にして note 界なるものの現在には何らかの問題があるなどとい

聖書とセックス、安宿の壁と安アパートの壁 ー Duncan (歌詞和訳)

<<この段落のみ、2020年8月28日に加筆:次の段落以降は 2020年8月25日に投稿したものだが、同日 note でいうところの「スキ」をこの投稿にした人が、それから間もなく(おそらくは 30分以内のうちに)その「スキ」を取り消す、ということがあった。その特定の個人による「スキ」取り消しの理由には殆ど関心がないが(単に関心ゼロということでもないので「殆ど」とした)、つまり、その人個人の理由はどうあれ、投稿内容に宗教を扱って「巫山戯た」(「巫山戯る」という巫山戯た当て字を使

男が歌う、女が歌う、バイセクシャルが歌う ー 恋人と別れる50の方法 (歌詞和訳)

ポール・サイモンは面白い人で、というかメロディ・メーカーとしてもメタファー・メーカー(なんて言葉がなければこれは拙者の造語)としても天才で、曲も歌詞も素晴らしいものを作ってきた人なんだけれど、面白い人で、と言ったのは、グラミーの最優秀アルバム賞を受賞した1975年10月25日リリースの "Still Crazy After All These Years", 昨日の note 投稿でも取り上げたそのアルバム・タイトル曲の "Still Crazy After All Thes

女性版「ずっとイカレてる」 ー Still Crazy After All These Years (歌詞和訳)

Paul Simon の 1975年リリースのグラミー最優秀アルバム受賞作 "Still Crazy After All These Years" は当時「時の流れに」という邦題がつけられ(今もそうかな)、そのタイトル曲 "Still Crazy After All These Years" も当然のように「時の流れに」ということになっていた(今もそうかな)。特に嫌いな邦題というわけではないけれども、しかし、うーん、でもまぁあんまり好きでもない。何かこう、核心から逃げてるよう

"LIFE is great. Sometimes, though, you just have to put up with a little more CRAP" ー "Four in the morning, CRAPPED out, yawning, longing my LIFE away"

ただの言葉遊びかよ。そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。前者はマイケル・J・フォックスの言葉。後者はポール・サイモンの "Still Crazy After All These Years" の歌詞。それと、タイトル上の写真は、"LIFE is great" ならぬ "LIFE is good", これにはさしたる意味はなくて、Life is great でイメージをググったら、これも一緒に出てきて、他のよりこの「絵柄」が気に入ったから。 マイケル・J・フォックス

「神様、自分では変えられないことを受け入れる平静さと、自分で変えられることは変える勇気と、そのちがいがわかるだけの知恵をお与え下さい」 ー そのかわりと神は言った。「おまえたちに空っぽをあげよう」

昨日、「人生のポケット」なるものについての投稿をして、そこに、2003年4月12日に書いた自分の日記「人生のポケットから出る方法はどこかにある」と、翌13日に書いた自分の日記「人生のポケットから出る方法はどこかにある(2)」を転載したら、その2つの日記の間に、それはつまり12日に書いていた3本の日記のうちの残り2本のうちの1本なんだけれども、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のマイケル・J・フォックスの著書「ラッキーマン」に関する日記を書いていたことに気づいた。題して、「

なぜか巨大な蓮の花に添えて ー Strawberry Fields Forever (歌詞和訳)

タイトル上の写真は、隣り町にあるハス園で 4年前の夏(自分の覚書用に、2016年7月23日)に撮った、妻の手とハスの花。ある意味嬉しいことにあまり多くの人に知られていないので訪ねても人だかりができて混んでるようなことはまず無い「ハス園」で、そこは文字通り、開花している時にさえ行けば、綺麗な(そして見事なまでに大きなサイズの)蓮の花を鑑賞できる花園なんだけれども、なぜか、いや、自分ではユエあってとも言えると思うけれども、あそこは自分にとって実際にある「ハス園」であると共に、想像

居場所のない男 ー The Beatles, John Lennon's "Nowhere Man" (拙訳)

タイトル上に載せたのは、昨日午前中、妻との日課ならぬ日曜課、地元の街中から行けるほぼ原生林の如く見える森の中を歩く 1時間半ほどの森林浴ウォーキング(細かいこと言うと折り返し地点の森林公園で休憩しているので実質歩いたのはそれよりちょっと短い)から帰り、自宅に入ろうとしたら家の前の花(ラベンダーのような色にも見えるがこれはラベンダーではない)にシジミチョウがとまって何やら花の蜜を吸っている様子だったところを、本人ならぬ本蝶の許可を得て(得たような気がする)撮影したもの。2020

懐かしの仮定法過去と tell A from B ー Pink Floyd "Wish You Were Here" (拙訳)

投稿タイトルで触れた通り、中学の英語の授業で習う懐かしの英文法(脱線しますが、文法方面に偏ってきた日本の英語教育は問題だらけだったと思うけれど、しかしながら文法軽視になりがちな昨今の? 風潮もどうかと思います、ほんと、最初から脱線した、笑)と言えば、真っ先に思い出すのが仮定法過去かもしれませんね。もっとも世代によってこれは多少の違いがあるのかな。少なくとも 1960年生まれの私には「仮定法過去」の 5文字の(英語でなくて)日本語は懐かしいです。とは言っても、"Wish You