マガジンのカバー画像

Carpe Diem.

269
読んで字の如し。
運営しているクリエイター

2020年9月の記事一覧

パレスチナ PALESTINE 〜 1983年9月29日

ヨルダン川を渡って直ぐに目に飛び込んできた大看板 「イスラエルにようこそ」 〜 "Welcome to ISRAEL"筆者が、1967年以来イスラエルが国連安保理決議に違反して占領し続けるパレスチナのヨルダン川西岸地区 West Bank に入ったのは、1983年9月28日、今から 37年前の昨日、ヨルダンからの陸路だった(厳密に言うとヨルダン川に架かる「橋」を渡っているのだが)。 その後、エルサレムを拠点に、東エルサレム、ベツレヘム、ナブルス、ヘブロン、ビルゼイトなどのパ

シリア、パルミラの古代都市の遺跡で 23歳の誕生日を迎えた、37年前の 911 ... ってことはナニ? 今日、還暦かよ。

わざとらしいか。わざとらしいな。業(ワザと読みましょう)だな。業(ゴウと読みましょう)だな。拙者であるところの筆者が 37年前の今日、パルミラの古代都市遺跡で撮った、その蔵出し写真集(グラビアアイドルのそれみたいな表現だな、笑)は、本投稿の最後の章。果報は寝て待て(笑、寝るな)。 アグネス・ラムは、 4年前に「還暦」本投稿の序文で「その蔵出し写真集(グラビアアイドルのそれみたいな表現だな、笑)」と書いたところで、思い出してしまった。「しまった」と言ったって、別に何のことはな

原子心母 IF (歌詞和訳) 〜 狂気, 月の裏側 "Brain Damage", "Eclipse" by Pink Floyd

月 と 狂気、ピンク・フロイド 1973年の「狂気」 「狂気」はロック・ファンなら言わずと知れたピンク・フロイド 1973年リリースのアルバム "The Dark Side of the Moon" の邦題なわけだけれど、筆者は特にあの邦題を気に入っているわけではない。ただ、まぁよくできた邦題と言っていいんだろうと思う。というか、あれしか無かったのではないか。筆者がレコード会社の邦題担当者みたいな役だったとしても、あのアルバムは「狂気」という名で売ろうと提案したんじゃないかと

原子心母 ー Atom Heart Mother by Pink Floyd, If 歌詞和訳付き

原子心母 と 47年前の思い出47年前というのは今から数えてのことで、以下、アルバム・カヴァーの牛の写真の下に転載するレヴューもどきを筆者が書いた14年前の時点では、33年前のことだった(あれは中学1年の時だったと思う)。レヴューもどきは 2006年5月14日に書いて、自分のホームページ上に載せたもの。細かいこと言うと HTML 打って載せたもの(細かいな、ほんと)。 先に書いておくと、ピンク・フロイドの最高傑作は The Dark Side of the Moon (19

パラノかスキゾか? 〜 パラノイア・ブルーズ (歌詞和訳) 〜 ポールサイモン Paul Simon "Paranoia Blues"

偏執病ブルーズっていうタイトルにしたのさ、17年前にこの歌の歌詞を訳した時には。多分それは当時の自分が Paranoia と Schizophrenia が少しずつ入り混じったような精神状態にあると思ったりしていたから。まぁ実際にはそのいずれでもなくて、精神病理学上は別の概念で説明されるような状態にあったことを知ってはいたのだけれど。それと、もう一つ、単にこの歌のいわゆる邦題がそのまんまカタカナで「パラノイア・ブルース」となっていて、それとはとにかく別の表記にしたかった、とい

歌詞和訳:お体を大切に / へとへとになって 〜 ポールサイモン Paul Simon "Run That Body Down"

昨日 医者のところに行ってきた。歯医者だったから、ちょっとこの歌とは違うな(笑)。今日、残暑の土曜の昼前、妻との休日の日課、バドミントンをやってきた。9月というのに猛暑、へとへとになって, Run That Body Down .. っつーわけで、今日は唐突に(いつも唐突だけど、しかしね、唐が突っ込むってのは唐の国のことなのか、唐菓子のことなのか何なのかね、唐突に何なんだこの括弧は)、兎に角(ウサギにツノってどういう意味なのかね、しかし)、へとへとなのは俺の身体じゃなくて、頭

パレスチナ産のハーブ、ザアタル と オリーヴ・オイル、パレスチナ人からオリーヴの木まで奪うイスラエル 〜 そして パレスチナ系イギリス人女性ヒップホップ歌手 Shadia Mansour

本投稿のタイトル上の写真は、パレスチナ産のオリーヴ・オイルとザアタル(ハーブ)。Tシャツは妻のもので、だいぶ以前にパレスチナ支援の為に買ったもの。Tシャツのデザインはパレスチナ人アーティスト、"We are all Palestinian" は着る人から彼らパレスチナ人たちへの連帯のメッセージ。筆者も色違いで同じデザインの Tシャツを持っていたが、あまりに着過ぎて、擦り切れてしまった。 上の写真は、2016年5月23日、前の日に我が家に届いたメイフラワー、トキワサンザシ(常

内部からくさる桃 〜 自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ (茨木のり子、その1)

「その1」ってのは、たぶんそのうちまた続編「の・ようなもの」を投稿するだろうから。因みに投稿タイトルの上は、茨木のり子の詩「汲む ―Y・Yに―」の一節(初々しさが大切なの / 人に対しても世の中に対しても / 人を人とも思わなくなったとき / 堕落が始るのね 堕ちてゆくのを / 隠そうとしても 隠せなくなった人を何人も見ました)。右に写っている女性は、筆者の妻。 いや、筆者の妻はこのフィドルを弾いてる女性、いや、フィドルはダブル・ミーニング、いや、そうじゃなくて、前の段落の

季刊「前夜」創刊号の頃 〜 ノーマ・フィールド、ガッサーン・カナファーニー、レイチェル・コリー

8月30日の投稿テキストの冒頭で、ここから 4本(たぶん 1日1本)、8月29日の「レバノン、ベイルート爆発から25日」と題する投稿の中身に関連する .. 4つの事柄について投稿する、と書いた。8月30日、31日と 1本ずつ投稿したけれど、残り 2本は今日、もう 9月かよ、9月1日のうちに投稿すると思う(たぶん!!)。 単純に、これを投稿したいと頭に浮かぶと、早いうちに頭の中にあるものを出してしまいたくなる。本当は少しずつ投稿した方が、多少とも読者が付きやすいのだろうが、し