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映画

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映画のレヴュー的なものから、主題は別でも映画の話題が多少とも入っているものまで。
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2021年4月の記事一覧

1983年4月26日 ユーラシア大陸「ほぼ」一周旅行への出発(旅立ち) 〜 旅立つ前と後に読んだ本、旅立つ前に聴いていた曲 ♫

バイトで金貯め, 計画的に留年・休学へ成り行きで札幌に住むようになり(まぁ最終的には [家族とは至って円満だったものの] 故郷からなるべく遠く離れてみようと思い, 北海道か九州かで, 北海道を選んだ)、 (1979年3月下旬に札幌に移住し 同年4月に大学入学) 大学1年の頃から既にインド行きを思い立ち(理由とか動機は何だっけ, それは思い出したらまたいつかの note 投稿にて, 笑)、そのうちインドだけでは飽き足らず更に広い世界を見たい(こういう時は拙者どちらかと言うと

「洋楽」の入り口で聴いた ショッキング・ブルー

「洋楽」の入り口, 「洋楽」(の世界)の扉「洋楽」という言葉の定義は非常に曖昧で、時代やあるいは語られる文脈次第で意味にズレが生じるきらいがある。そもそも、少なくとも筆者が「洋楽」なるものを(意識して)聴くようになった半世紀ほど前の時点では多くの日本人にその意味するところに関してほぼ共通の認識があったと思われる「洋楽」なる言葉、今やさして使われなくなっているのではないかと思うし、今も使われるとしても語られる時には既に半世紀ほどの前のその意味とはだいぶ異なるものになっている可能

ピアソラ と サラサーテ と 鈴木清順 「ツィゴイネルワイゼン」

ピアソラのリベルタンゴに歌詞をつけてレゲエとシャンソン風味を加えた独特の世界にしたグレイス・ジョーンズの1981年のヒット曲を取り上げて、そのピラソラ「リベルタンゴ」のリメイク版の更なるカヴァーや原曲であるピアソラの「リベルタンゴ」の本人他の演奏なども加えて投稿したら、とりあえず読者反応がこれまでのところ, たったの 3, 「注文の多い料理店」ならぬフォロワーの少ない note アカウント(関係なかった、笑)、珍しいことではないのだが。3日前, 2021年4月9日に note

グレイス・ジョーンズだけじゃない 〜 I've Seen That Face Before (Libertango) ♫

"I've Seen That Face Before (Libertango)" は元々、アルゼンチンの作曲家・バンドネオン奏者であるアストル・ピアソラ(Astor Piazzolla, 1921年3月11日 - 1992年7月4日)が作曲し 1974年にリリースした "Libertango" にジャマイカ系アメリカ人の歌手・モデル・女優のグレイス・ジョーンズ(Grace Jones)が歌詞をつけ、タンゴにレゲエやシャンソンの趣を加えてリメイク、1981年にリリースしたもの

ビハインド・ザ・マスク 〜 YMO, マイケル・ジャクソン, グレッグ・フィリンゲインズ, エリック・クラプトン, 坂本龍一

ニューオーリンズのマルディグラとヴェネツィアのカーニヴァルでマスク(仮面)を被って、「仮面貴族」ミル・マスカラスを思い出してから「仮面の裏側で」「マスク」と言ってもコロナ禍で世界を席捲中のあのマスクじゃなくて(「席捲」してるのは本当はマスクじゃなくてコロナだけど)、ここでのマスクは「仮面」。とはいえ、面倒くさいあのマスクに毎日お世話になるこのコロナ禍で聴く「ビハインド・ザ・マスク」は以前とちょっと違う聞こえ方がする ... かな? ここのところ「仮面」に纏わることを not

仮面 〜 マルディグラ(ニューオーリンズ), カーニヴァル(ヴェネツィア), Eyes Wide Shut 〜 2001年宇宙の旅/エコーズ

ミル・マスカラスも取り上げようと思ったんだけど、「ほぼ」いつもながらのてんこ盛りになるのでまたの機会にした。なぜミル・マスカラス? .. 今日の note 投稿テキストの核にあるのはマスク、つまり仮面。知っている人は知っている(笑)、彼の別名は「仮面貴族」。何を隠そう(隠すこともないか)筆者、小学校4年か5年の頃、ミル・マスカラスに会ってあの肉体美にタッチしたことがあるのだ。大ファンだったし、試合観て試合後にリング下に降りてきたマスカラスに迫り(サインももらったはず、あの時の