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音楽がなければ、人生はただの間違いだろう。

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"Without MUSIC, LIFE would be a mistake." 音楽がなければ、人生はただの間違いだろう。― Friedrich Nietzsche フリード…
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2020年7月の記事一覧

いまを生きる Carpe Diem ー Dead Poets Society

3日前、7月21日は、1951年同日生まれのロビン・ウィリアムズ (Robin Williams) の誕生日でした。2014年8月11日に亡くなった彼は、いま生きていたら、69歳になっていたことになります。 彼の誕生日(や亡くなった日)を記憶していたわけではないのですが、Facebook 等でそれについての投稿をいくつか見かけたため、あ、そうだったかと思い、これまでに私が観た映画の中で最も感動した映画の一つである、彼の主演作の "Dead Poets Society" (邦

雨に負けぬ花 (拙訳) ー "Flowers Never Bend with the Rainfall" by Simon & Garfunkel

雨に負けぬ花、という歌のタイトル自体は私の訳ではありません。18年前に歌詞を訳した時は何となく意地でもこれを使いたくなくて、「花は雨に打たれても決して折れない」という思い切り直訳の日本語タイトルを付けていたのですが、ここでは、この歌の邦題として日本で広く使われている「雨に負けぬ花」を使いました。 今年の梅雨明けは例年より遅めのようですが、それでもそろそろ終わりが近づいてきたように思います。しかし勿論、梅雨が明けたからと言って、雨が全く降らなくなるわけではない。雨が降らない

アメリカの歌 〜ピルグリムの船・メイフラワー、植物のメイフラワー、そしてナサニエル・ホーソーン「緋文字」を巡る不思議(?)な展開

今年はアメリカ合州国(以下、アメリカと略します)の建国神話の中核にあるイングランドのピルグリム・ファーザーズのメイフラワー号がアメリカに渡った 1620年から数えて、ちょうど 400周年の年に当たります。本投稿では、「メイフラワー」に纏わる諸々(まさしく諸々)を書いてみようと思います。 過去 2回、ユダヤ系アメリカ人ミュージシャン、ポール・サイモン Paul Simon が作曲した「アメリカの歌」 "American Tune" を取り上げました。前者では、歌詞を紐解きつつ