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パレスチナと「中東」(西アジア)、その過去・現在・未来

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賛同しない内容のものも載せる予定です。テーマの中心は パレスチナ 及び 1948年に「建国」されたイスラエルですが、若いころバックパックひとつ背負ってロシア(当時はソ連)、欧州、…
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ハイファ(48イスラエル, 47イギリス委任統治領パレスチナ)に戻って 〜 1983年10月5日

1. 「48イスラエル」, 「47イギリス委任統治領パレスチナ」 イスラエル国(1948年, 従前 約30年間「イギリス委任統治領パレスチナ」だったその域内に「建国」)の領内なのでその意味では単純に「イスラエル」と書いてもいいのだが, 1967年6月のイスラエルによる軍事侵攻以降 同年11月の国連安保理決議242号をはじめとする複数の安保理決議に逆らって既にこれまで半世紀以上の長きにわたりイスラエルが占領している土地(東エルサレムを含むヨルダン川西岸地区, しかもイスラエルは

エリック・クラプトン "To Save a Child" 🇵🇸 〜 🇵🇸 抵抗の象徴 🍉 収穫した日に我が家に着

🍉 は 小玉スイカ。昨夕, 我が家の小庭から今季 7個目の収穫。その直後, クラプトンが昨年12月に🇵🇸ガザ支援のために行なったライヴのCD & Blu-Ray盤が我が家に着。ナイスなタイミング。 件のライヴは今年1月にオンライン配信され(視聴料収益をNGO通じガザに寄付), その時も観てイヴェントの大義だけでなくライヴの歌や演奏のパフォーマンスの質の高さに感動したものだが, 今回さらにガザ支援の曲 "Prayer of a Child"(オーディオ及びヴィデオ)も加えられ

イスラエル守護で ナガサキを欠席の厚顔無恥 〜 英米仏独・EU, 「パレスチナ問題の生みの親」イギリスはじめ 今日のパレスチナ人の悲劇の責任者たちが, どのツラ下げて

「三枚舌外交」(1915年 フサイン=マクマホン協定, 1916年 サイクス・ピコ協定, 1917年 バルフォア宣言)で 今に至るパレスチナ人の悲劇の大元を作り 且つ 1920年からイスラエル「建国」1948年まで パレスチナを委任統治していた「パレスチナ問題の生みの親」イギリス, 年間38億ドルものイスラエルへの軍事援助(トランプ時代でなくその前の民主党オバマ時代に従前の額から大幅増額し10年間総額380億ドル軍事援助を決定し実施)に昨年10月以降は更にそれに追加し140億

オリンピック 永久ギリシャ開催, 併せて ダブルスタンダード IOC は 解体 〜 真夏の夜の夢?

永久ギリシャ開催は当然ながらの二つセットの条件があって, 一つはギリシャ人民の同意, もう一つは世界各国からの人とカネの支援。で, 永久ギリシャ開催への移行に併せ, 国際「腐敗組織」オリンピックで堂々の金メダル最有力候補, 且つ 腕ひしぎ「ダブルスタンダード」逆十字固めを得意技とする「国際 汚職 いいんかい?」.. あれ? 国際オリンピック委員会っていうんだっけ 連中 .. と・に・か・く, IOC は解体。トーマス・バッハ の顔見ると ヨハン・ゼバスティアン・バッハ が気の

🇺🇸 〜 🇮🇱 への巨額の軍事援助だけでは飽き足らず, "名実ともに"「戦争犯罪人」のネタニヤフを連邦議会に招き「演説」を "拝聴", 今や 世界一の恥知らず国家 🇺🇸

アメリカ合州国 〜 「世界一の偽善国家」から, ハエ(栄え, 蝿)ある「世界一の恥知らず国家」の称号に昇格イスラエル の 現首相ネタニヤフ が 2024年7月24日, アメリカ連邦議会で演説した。報道によれば, 共和党議員の多くは熱烈な拍手で歓迎, 一方, 民主党は主要議員らが欠席し出席した議員の反応もまばらだった, らしい。しかし欠席した連中もこれは実質, ポーズに過ぎない。ここでは詳しく書く余裕がないが, 民主党議員の殆ど(ほぼ全て, 例外は極少)も, この件のリッパな

BBC と 世界 「恥知らず イスラエル偏愛 "報道"機関」 選手権 優勝を争う NYT 〜 「誰の」を省いて 単に「領土」と記す, その剥き出しの悪意

ニューヨーク・タイムズ は 単に莫迦なのか, それとも悪意ある省略をしたのかこれは悪意, ある特定の悪質な意図を持って省いたのでなければ, 「俺らって知的な読者層を相手にしている高級紙なんだ文句あるか」(実際は高級でも何でもないのだが)的なメディアということになっている ニューヨーク・タイムズ が, 実は「ごめん, 俺らって本当は莫迦なんです, 当たり前のセンテンスも作れないんです」的な間抜けメディアだったことになる。時折り 連中は本当に莫迦なのではと疑いたくなるときも確か

「西洋の頽廃」の象徴 BBC 〜 イスラエル軍によるガザのダウン症のパレスチナ人殺害を 「ガザのダウン症の青年の孤独な死」 と書く, 文字通りの "恥知らず"

今回の note は, 前回(本 note 第2章にリンク)取り上げた事と同様ながら, 世界中から非難されても全く恥じ入ることのない, おそらくは「世界『恥知らず "報道"機関』選手権」で優勝を狙っているに違いない(強敵は NYT), そんな BBC が またまた酷い, 今までとはまた趣の異なる, あまりに酷い「見出し」を掲載したので, 今後, 金輪際, 連中の言うことなんか信じるものかという強い決意を新たにすること(既に100万回ぐらいは「新たに」する機会があってキリがない

「ロシアがウクライナを空爆」と書く一方で, イスラエルがパレスチナ🇵🇸のガザを空爆すれば単に「何処の国がやったのかは知らねぇなぁ」にしてしまう 〜 相変わらずの自称「民主主義」諸国のメディア

いや, 本文には書いてんだよ 一応。要するに 見出しが殆どいつもアレなんだよ, BBC, NYT, CNN とかいった, 普段「民主主義者」ヅラしてる西側あるいは西洋あるいは欧米諸国の, 普段「民主主義者」ヅラしてる自称「ジャーナリズム」のマスメディア連中。 さて, 本 note, 第1章がタイトル通りで, 第2章と第3章は単に欧米 自称「民主主義」諸国に呆れる為の補足。第4章はその更なる補足。最後の第5章は欧米諸国のことではなく, ここでは「おまけ」, つまり, 日本

パレスチナ と ボブ・マーリー「ウォー」

Existence is ResistanceExistence is Resistance という表現を, パレスチナ解放運動の当事者(第一義的には当然ながらパレスチナ人)達からよく聞く。だいぶ以前から聞いている。 イスラエル「建国」前には シオニスト達による A land without a people for a people without a land という完全にデタラメなスローガンでもって(*1 及び *2-5), 「歴史的パレスチナ」に住む人間としての存

フランシーヌの場合 〜 ジョン・レノンの場合

今日 3月30日は, ベトナム戦争とナイジェリア内戦(ビアフラの飢餓)に心を痛めていたとされる フランシーヌ・ルコント(当時30歳)が, パリの路上で 焼身自殺した日(1969年)。同じく 3月30日は, パレスチナの「土地の日」(由来は 1976年のその日, 後述)。さらに 3月30日は, 昨年から今年にかけてライヴ演奏とオンライン配信によるパレスチナ・ガザ支援のキャンペーンを行なったエリック・クラプトンの誕生日(1945年)。もちろん, 全て偶然の一致。 本 note

ホワイトハウスさんよ, おまえら全くの茶番だぜ 〜 Hey you, WHITE HOUSE, haha, CHARADE you are!!

替え歌 〜 ピンク・フロイド "Pigs (Three Different Ones)" 歌詞中の "Mary Whitehouse" を "White House", つまり 「ホワイトハウス」 に替えてあの歌, 元々は, 1番の歌詞は 資本家・ブルジョア階級もしくは皮肉の対象としてのビジネスマン全般を揶揄していて, 2番の歌詞は マーガレット・サッチャー, 3番の歌詞は 当時 イギリス で ウルトラ原理主義 の キリスト教的価値観 を武器に「活躍」していた 超保守の活動

クリスマス は キャンセル 〜 悪の枢軸(アメリカ, イギリス, イスラエル)の蛮行があまりに酷いので

ドイツ も入れたかったんだけど, タイトルにある「悪の枢軸」。なんたってあの国は今や, Never Again は実はユダヤ人, いやシオニストのユダヤ人に対してだけのことだったんです, 他の人達がどんどけ虐殺されたって構いません, 特にシオニストのユダヤ人が加害者だった場合は加害者側を徹頭徹尾 支持・支援しますという, 恥知らずの国に成り下がったので(まぁ実は最初からそうだったのかもしれない)。 前説 〜 「悪の枢軸」 御三家「悪の枢軸」御三家 と言えば, そりゃもう,

ウィッシュボーン・アッシュ "The King Will Come" 歌詞和訳 〜 教皇 フランシスコ に 「テロリスト」認定された アパルトヘイト国家, アパルトヘイト社会, 「イスラエル」に捧ぐ

前説note ウィッシュボーン・アッシュ "The King Will Come" 〜 ローマ教皇 フランシスコ による イスラエル 「テロリスト」認定に寄せて さて, さて。 「西洋」を代表する宗教の 老舗 の トップによる 正論の裏で 〜 「西洋」の 相変わらずの 似非「自由」, 似非「民主主義」の 欺瞞 と 偽善まさしく, 欺瞞 と 偽善 と ダブルスタンダード に満ち満ちた「西洋」, 欺瞞 と 偽善 と ダブルスタンダード に満ち満ちた「西側」。 「よしログ

ウィッシュボーン・アッシュ "The King Will Come" 〜 ローマ教皇 フランシスコ による イスラエル 「テロリスト」認定に寄せて

正確に言うと, フランシスコ は「テロリスト」でなく「テロリズム」という言葉を使って, 今の パレスチナ の ガザ地区 における イスラエル の蛮行を非難した(実際には 東エルサレムを含むヨルダン川西岸地区 においても イスラエルの蛮行には目に余るものがあるのだが, いずれにしても長年!)。イスラエル を名指ししてはいないが, イスラエル による極悪非道の行為に対して 彼がモノ申していること自体は, 誰の眼(耳)にも明らか。 筆者は アブラハムの宗教の信徒ではないし, そ