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宗教批判、および宗教に少しでも関係があるもの

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何故この画像なのかというと、ネットで探したら合掌している女性の写真が出てきて、これがいいと思ったのだが、使ってみたらここには指先しか出なかった、とまぁそういうわけ。あ、アップロー…
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2020年12月の記事一覧

37年前の年末年始はヴァーラーナシーでガンガーを眺めながら過ごしていた

前説というわけで年末年始の話。しかし今日はガンガー、つまりガンジス川の川幅ほど広い(なわけないから広いというのは全くのウソだが)我が家の居間を「年末大掃除」していたので、疲れてしまって、まぁ愛妻と一致協力の大掃除は心地良い疲れをもたらしただけなのだが、とにかく疲れもあるし、年の瀬で普段「自由人」みたいな拙者もなぜか慌ただしい感もあるしで、今日は口数少なめの note 投稿。 ... のわりにはここまでで既に字数が多い。 1983年から翌84年にかけての10ヶ月ほどの海外「

クリスマスの日のイスラエル空軍によるツイートのばかばかしさと、「知の巨人」ならぬ「知の怠慢」 ユヴァル・ノア・ハラリ

前説本稿のタイトル上に掲げたのは、キリスト生誕の地とされるヨルダン川西岸地区のベツレヘムにある聖誕教会(降誕教会)を撮った写真の上部。筆者が 1983年9月30日に、当時も今も 1948年に作られたイスラエルという名の国が 1967年11月22日の国連安保理決議242号を含む複数の国連安保理決議や総会決議に違反し続けて違法占領している(東エルサレムを含む)パレスチナのヨルダン川西岸地区の南部に位置するパレスチナ・ベツレヘム県の県都、ベツレヘムにある歴史的なキリスト教の教会(2

クリスマスの真実 〜 イエス・キリストのこと知ってる?

というようなタイトルは筆者が考えたわけじゃない。本 note 投稿でシェアする他人のインスタグラム投稿のタイトル、それぞれ、"The Truth about Christmas" と "Do You Know Jesus?" を日本語にして、筆者の note 投稿タイトルとして並べただけ。 クリスマス note 投稿、第1弾! 〜 はこちら クリスマスの本当の意味は、ブライアンの誕生日(笑)クリスマスがイエス・キリストの誕生日でないことは、これはもうその通り。ブライアンの誕

無神論者が好きな クリスマス・ソング 〜 7時のニュース/きよしこの夜, ハッピー・クリスマス(戦争は終った)

クリスマスの雰囲気はわりと好きだ無神論者と言ってもここでは「無神論者」一般ではなく、筆者個人のことであって、これは個人の趣味。しかしまぁ無神論者なんだから、そりゃ思いっ切り「宗教」的だったり「宗教」色が強かったりする歌を好きになるはずはない。 日本人としはわりと普通、つまり初詣はする、神道の神社にも仏教の寺にも行く、親族が亡くなれば大抵は仏教式の葬儀になる、先祖の墓は仏教の寺にある、というような家庭で生まれ育って(ただし厳密に言うと自分が子どもの頃は我が一家の家の墓みたいな

タージ・マハル 〜 1983年12月23日

前説37年前の今日、タージ・マハルを訪れた。筆者の頭の中ではずっと「タジ・マハール」で、書く時も「タジ・マハール」だったんだけれど、おそらくは昔はカタカナ表記では普通はそれだった、その名残りということかな。今年 911 に還暦を迎えた筆者(筆者つまり拙者は1960年911生まれなのだが、シリアの独裁者・現大統領のバッシャール・アサドは1965年911に生まれていて、1973年911にはアメリカ合州国CIAの画策による例の如くのチリの民主的に選ばれたサルバドール・アジェンデの政

パレスチナ/イスラエルが 「民主主義的な一国家」 になるという未来の 「現実」 を想像する

理想主義ではなく現実主義の「イマジン」最初にことわっておくと、タイトル上の写真は筆者の妻がたまたま Amnesty International の "Imagine" Tシャツを着ていた時に背中から撮ったもので(4年前の夏、その時点で既に20年ものぐらいのTシャツ!)、Amnesty International が Palestine/Israel の問題における one-state solution を支持しているということでは全くない。国際的な人権擁護団体アムネスティは世

ダラムサラ 〜 標高2,000m超、インド北部、チベット難民が住む地域の山中で暮らした、1983年12月の10日間

前説タイトル上の写真は、37年前の今日、1983年12月10日に、インドのダラムサラで撮った、筆者(右から 4番目)とチベット仏教の僧侶たち(僧侶および修行僧と言うべきかな)の写真。 タイトルは色々とアバウト(和製英語、というかもはや日本語)。ウィキペディア的に言えば、ダラムサラとはインド北西部、ヒマーチャル・プラデーシュ州(この州はその東側で略称「中国」のチベット自治区と接する)にある都市ダラムシャーラーの一角にあるチベット亡命社会の中心地(ダライ・ラマ14世も此処に居住

ジョン・レノンの命日に, Happy Xmas (War Is Over) 〜 歌詞和訳

はじめに今日は12月8日、1980年のその日に 40年という決して長くはない生涯を閉じたジョン・レノンの命日。 当然ながら「たまたま」、偶然のことではあるけれど、今日12月8日は、日本では「真珠湾攻撃の日」でもある。あれは日本時間で 1941年12月8日未明ながら、現地ハワイ時間では 12月7日。日本がアメリカ合州国(以下、便宜的に「アメリカ」, この略称については本投稿の最後の付録で)に「先制攻撃」を仕掛けることを実はアメリカは事前に察知していたとか、あるいは日本が「先制

イスラエル批判、反シオニズム、BDS を 「反ユダヤ主義」 と見做す思考の、度し難い愚かさ

はじめに「反ユダヤ主義」, anti-Semitism という言葉は、今やまるで魔法の言葉のようにイスラエルに対する「批判」封じのための道具となっている。言わば、言葉が武器化されていると言ってもよい。 イスラエル(*1) は Jewishness(*2) とイコールではない。Judaism(*3) ともイコールではない。Semitism(*4) ともイコールではない。当たり前のことだが。 シオニズムも Jewishness とイコールではない。Judaism ともイコール

ニール・ヤング「ハート・オブ・ゴールド」 〜 歌詞和訳

ニール・ヤングはアメリカ合州国(以下、便宜的に「アメリカ」、この件「備忘録」的に本投稿の最後に付録)のロック史における大物だから(彼は元々カナダ人だけど今年になってアメリカの市民権も獲得した、で、も一つついでに言うとバーニー・サンダースを支持した)、日本でも有名だし、彼の比較的初期の大ヒット曲 "Heart of Gold" も有名だ。ただ、この曲を今も当時の邦題「孤独の旅路」の方で憶えている人が多いのか、それとも「ハート・オブ・ゴールド」の方なのか、その辺、ちょっと微妙。筆