読んだ本:安岡章太郎「アメリカ感情旅行」
フラッと立ち寄った古書店で購入。
著者の安岡に関しては、恥ずかしながら「第三の新人」の一人なんでしょ、ぐらいのことしか知らない(当然著書は一冊も読んでいない)、まあつまり何も知らない状態で、しかしそのような状況にも関わらずなぜ本書を購入したのかといえば、本書が評判の高い本らしいということが頭の片隅にあったからで、本書を読み通した今思えば、その評判は全く正当なものだった。
1960年、まだ1964年公民権法も制定される前のアメリカ南部・ナッシュヴィルを、安岡はロックフェラー