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【夢記】 初恋去る |夢記マガジン|#10

この夢に出てくるのは長い初恋が叶わなかった知人ばかり。

⭐︎見た夢の内容

静かで広い空間にいて、美術作品の展示をみている。

一緒に来ていたのは初恋の人で、でも見るスピードは各々で、近ず離れずの距離をとる。

書道の展示に少し夢中になった隙に、見失ってしまう。


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音楽が聞こえてきた。

探し始めたところに戻ったら、視界の奥の方でその人を見つけた。

先の扉を抜けてこの場から離れようとしているように見える。

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私の近くには同級生Mがいた。さっき聞こえた音楽はMも好きな曲だったので「あなたも聞こえた?」と聞くと、「大きな鳥が消えた。」とちぐはぐな返答がくる。

天井はガラスづくりで、上を向くとそこに鳥の影だけが視界いっぱいに見えた。

音楽が鳴っていたのかも鳥の存在も何も確かめられずに気が動転した私は、その場を所在なさげにうろつく。

なんだか本当に悲しくなってしまってその場でへたった私に先輩Kは「鳥は消えていないかもしれないし、音楽は聞こえたような気もする」と、何事も絶対はないと言うように声をかけてくれた。

⭐︎思ったこと

初めてこのnoteを読んでくださった方にまず説明しておくと、このnoteで私は自分のパートナーをトキくん🐤と呼んでいます。そのことからも、大きな鳥は彼を指すという前提で進めて良いだろうと考えます。

この夢は感情がとても揺さぶられました。初恋の人もパートナーも私の近くから消えてしまうように感じられたのかもしれません。しかし考えているうちに、「消えた、消えてない」と話しているのは私ではなく、初恋が叶わなかった同級生Mと先輩Kであることに気づくに至りました。

私の視点をまとめると、「展示に夢中になって初恋の人を見失う→音楽が鳴る→初恋の人が去る→鳥の影を見る」とあり、明確な認識があるようです。

とはいえ夢の中でも目が覚めても悲しい気分になったのは事実ですし、夢が示す状況の変化は自分にとって大きな意味をもつものだったと言えそうです。


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では、夢も現実もまたいで私に生じた変化についての考察を始めます。

夢では書道展に熱中しているうちに初恋の人を見失い、最終的にその人が扉の向こうに去っていくのを見つけます。これは変化に付きものの「別れ」だと思います。精神面での別れですね。この初恋の人を取り巻く変化は、熱中するもの(書道展)との出会いと入れ替えで生じるという、自分の性格と照らし合わせても腑に落ちる展開でした。合図としてかかった音楽も(名探偵コナン好きならわかるかも?)「夏の幻」という別れの曲でした。

さらに少し語りたいんですが、初恋の人については整理するのにリアルですごく時間がかかったんですよ。ずっと自己の大事なところに居たので、現実で私は「この初恋の人が自分にとって何を意味したのか」と7-8年は考えていた気がする笑 それが昨年、寝たきりで色んなことに向き合っている最中、「自分の初恋=笑い」だと思い至りました。すると、彼の占める領域がいろんなエンタメに置き換え可能になっていき、彼を親鳥のような絶対的存在と思えなくなっていきました...。そしてようやくこの夢をもって8年越しに初恋の人は役目を終え、自分の内界から扉を抜けて去っていくようです。🎉

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えーと次にパートナーの影が見えたんですよね。初恋の人が去った自己領域の近くで彼の存在を感じられたのは嬉しいです。というのも、最近までどうやって生活を成り立たせるかに注力していたからか、今まで夢に彼の姿はほとんど出てこなかったんですよね。これは変化が生んだ新しいパートナーの関係性との「出会い」かなと思います。

鳥の「影」というワードも気になります。これは最近、自分のトキくんに対する発言が、自分に跳ね返ってくると感じるからかな...。というのも自分の他者に対する発言って、なぜか自分に言ってるみたいに思えるときがありませんか?「あ、これ自分が前に言われたことだ。」「これ自分が言って欲しかった言葉だ。」みたいな発見が、振り返ると結構ある気がします。「影」とは、「トキくんがもう1人の自分...」そんな意味合いだとおもいます。

でもそれは良い事なのかどうかはわからないのは、これまでは少し検討してから話していたようなことを、今でほとんど意識のフィルターを通さずに話しているんですよね。話したいままに話す、という感じ。夢において知人と鳥の話をしてソワソワしていることからも、これから新しい関係性とどう折り合いをつけていくのかが、今の懸念していることなのかなぁと推測しています。

なんにせよ、変化は自分を振り返る良い機会なのかもしれないです。生活も人間関係も、良いバランスを見つけていこうと思います。

さてまとめると、今回の夢が示す変化は、「初恋の人との精神的別れと、新しい関係性との出会い」であるようです。あと、書道にも興味があるのかなぁ?笑 気が向いたので今回の画像は、小学校ぶりの書道でタイトルを書いてみました〜!

ではでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!

🅔🅝🅓

2023.11.20.追記
鳥の影は特定の誰かを指すのではなく、自分のこころに飼っていた鳥を放ったということかもしれないと思った。

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