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休日の午前に予約を入れると活動的になれるかもしれない

休日のたびに、何をしようかなと決めあぐね、折角だから仕事がある日にはできないことをしたいと感じる。しかし大抵は同じような過ごし方をしてしまう。
カフェで読みかけの本を読んだり、部屋の掃除をしたり、長めの昼寝をしたり繰り返すとあっという間に週末が終わる。

大体そんな感じで休日を消化してしまうが、前回の休日は、いつもより少し遠くのカフェに行こうと思いたち、随分前に一度行った、珈琲が美味しかったカフェのサイトを覗いてみたところ、珈琲の淹れ方講習会の案内を見つけた。

どのみち行くつもりのカフェだから試しに参加してみようと決め、講習会の前々日に申し込みをした。

珍しく午前中の用事での外出となったせいでの緊張か、前の晩がよく眠れなかった。講習当日の朝起きたときは、残念ながら結構な雨だった。
天気も悪いし、別に行く義務もないし、そこまで珈琲にこだわりたいわけでも無いし、眠いし、お金だけ払ってキャンセルしてもう一眠りしたいという誘惑に駆られたが、行くだけ行こうという気持ちでなんとか起きてカフェへ向かった。

時間丁度にカフェに到着すると、自分を含めて3人の受講者がいた。優しい雰囲気の二、三十代の焙煎士の方が珈琲のグレードや等級などの基礎知識を紹介してくれた後に、自分自身で2回ハンドドリップをする実践時間があった。
受講者同士では直接会話こそしなかったが、途中途中で自分を含めた受講者から焙煎士の講師への質問がなされ、同じ空間で同じことをする人間を直に見る時間を久しぶりに味わえた。
珈琲の淹れ方を学ぶという意味でも、本で読むよりも、実際に巧い人の淹れ方を直接を見る方がお湯を注ぐスピードなどのイメージがつきやすく、実際的な学びも多かった。

来てよかったなという充実感を得て休日の午前中が終わり、中心街へ移動してからランチを食べ、本屋を眺め、前々から行きたいと思っていた近場の銭湯に寄って一息ついてから壊れた眼鏡を直し、早めの夕飯としてつけ麺を食べてから帰宅した。
起きたときはもっとゆっくり寝ていたいと思ったけれど、結果的に充実した休日となった。やはり休日の午前中に予定を予め入れておくのがよいかもしれない。

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