庶民が見た中央線の3つの衝撃。


1.政治家を見る

今から話すのは2017年2月、同じ日の朝の中央線の話です。

地元の駅前で演説をしている政治家(町の議員さん)の方を時折見かけます。おそらく誰でも経験があることだと思います。朝、出勤しようとする私の目の前に、その見覚えのある政治家の方が歩いているのを発見しました。

おそろしいですね。

一般の人(私)は、実はその存在に気づいているのに相手(政治家)はそのことに気づいていない。もし自分が逆の立場だったらおそろしいなと思ったのです。

以前、八丈島行きの飛行機に乗ったとき、テレビによく出る有名な政治家の方が隣だったことがあります。名前がわからないのでスマホで検索しようとしたのですが、時すでに遅し、空の上で検索できず。

タレントも政治家の方も、普通に過ごしていれば安穏無事に過ごせるのでしょうが、一方的に第三者が知っているって、こわいよなと思いました。

その政治家の方は、駅ナカの立ち食い蕎麦屋に入っていきました。

何もこわくはないのかもしれませんが、どこで誰が見ているかわからない時代です。


2.母親と祖母と子どもがケンカする

子ども「ぴーちくぱーちく」

母親「ちょっとうるさいから静かにしない」

祖母「まぁまぁ、そんなんしなくてもいいでしょ」

という話し声、というかイライラ声が、電車のホームで待つ列から聞こえてきました。

その時、私は満員電車の中にいたので、「親子でケンカするなよ」

と思ったのですが、実際に電車に乗ったのは家族ではなく、女性一人。

ラジオのチャンネルを回すように入れ替わります。

ときどき、独り言を話す人、異常に怒っている人を見かけますが、

三者をあんなに上手に演じ分けているの方を電車で見たのは初めてでした。

ただイライラがベースにあるので、不穏な空気は漂っています。

落語家になればいいのにとも思いました。

一駅で降りていきました。


3.五〇代女性VS二〇代女性のケンカ

20代「ちょっと蹴らないでくれますか?」

50代「あんたが先にぶつかったんだろ」

20代「あんたって、言わないでくれますか。ちょっとバッグが触れただけじゃないですか。」

50代「あんたが先でしょ」

掛け合いが続きます。

少し離れていたのですが、このバトルの空気が伝わり、自分の心も苦しくなってきます。

「怒り」に反応すると「怒り」が生まるという法則があるのですが、さきほどの3人を演じる女性の頭から醸し出される「怒り」が、このバトルを引き起こしたんじゃないかなと思います。


同じ日の朝、中央線であった出来事です。こんなに3つも(わたしにとっては、なかなかすごい)事件が重なることはめったにありません。

安穏でありますように。




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