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東京都在住。劇団員→出版社勤務→解雇→出版社勤務。人生は無常。知恵とコンパッションでド…

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東京都在住。劇団員→出版社勤務→解雇→出版社勤務。人生は無常。知恵とコンパッションでドリブン。

マガジン

  • わたしの瞑想体験記

    瞑想・マインドフルネスの実践者に、瞑想を続ける中で起こった変化、オススメの瞑想法や本についてインタビューしています。

最近の記事

島袋さん(LGBTQ)のはなし――わたしの瞑想体験記その3

 瞑想実践者インタビュー2人目は島袋賀旭さん(沖縄在住)。ご自身のセクシュアリティからHIVウィルス感染症、アルコール薬物依存症の経験、そして瞑想との出会いによって、どう生活が変化したかについてお伺いしました。  セクシュアリティに悩む日々 ーー自己紹介をお願いします。  台湾高雄市生まれの沖縄育ちです。父が沖縄の人で母が台湾人、セクシュアリティはゲイです。家族もセクシュアリティや病気のことは知っています。現在は通信制の大学に通い、社会福祉士の資格を目指しています。 ー

    • 編集者・川島栄作さんのはなし(後編)――わたしの瞑想体験記その2

      ほぼ毎朝、瞑想している五十嵐と申します。瞑想(マインドフルネス)の書籍を作る出版社サンガにおりましたが、2021年に事業停止し、現在は新しい職場でオールドルーキーのライターとして働いています。ライフワークに据える瞑想について、いろんな人のお話をお伺いしてブログで公開していこうと思います。 第1回に引続き、元同僚へのインタビュー。サンガ時代に「テーラワーダやマインドフルネス、チベット、禅」と多様なジャンルに精通し、多くの瞑想本を手がけてきた編集者・川島栄作さん(株式会社サンガ

      • 編集者・川島栄作さんのはなし(前編)――わたしの瞑想体験記その1

        ほぼ毎朝、瞑想している五十嵐と申します。瞑想(マインドフルネス)の書籍を作る出版社サンガにおりましたが、2021年に事業停止し、現在は新しい職場でオールドルーキーのライターとして働いています。ライフワークに据える瞑想について、いろんな人のお話をお伺いしてブログで公開していこうと思います。 第1回は元同僚へのインタビュー。サンガ時代に「テーラワーダやマインドフルネス、チベット、禅」と多様なジャンルに精通し、多くの瞑想本を手がけてきた編集者・川島栄作さん(株式会社サンガ新社 取

        • 1度は消えた本『千年の読書』の出版

          消えた企画の発売元探し2021年1月末に勤めていた出版社が事業停止し、失業した。 人生には常に変化がある。心残りも山ほどあるが、執着は苦しみをうむことを仏教から学んだ。あえて前職サンガの心残りを1つ挙げるなら、出版直前で消えた担当本の企画。仏教総合誌『サンガジャパン』に連載していた梅田 蔦屋書店・三砂慶明さんの原稿をまとめて出版するはずが、出せなくなってしまった。就活と同時に、泡と消えた企画をリリースしてくれる出版社を探す。 何件か企画の相談をしたところ、運よく誠文堂新光社さ

        島袋さん(LGBTQ)のはなし――わたしの瞑想体験記その3

        • 編集者・川島栄作さんのはなし(後編)――わたしの瞑想体験記その2

        • 編集者・川島栄作さんのはなし(前編)――わたしの瞑想体験記その1

        • 1度は消えた本『千年の読書』の出版

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        • わたしの瞑想体験記
          3本

        記事

          仕事決まる!求職活動を助けてくれたもの5選(倒産と求職活動その4)

          2021年1月末会社が事業停止し、それから求職活動を続けていましたが、なんとか新しい会社が決まり、6月1日から働くことになりました。 求職活動中、自分の心の弱さを再確認するとともに、そんな私を助けてくれたものを5位から紹介します。 「瞑想(マインドフルネス)と家族は殿堂入り」しているので、ランキングからはずします。 第5位 オンライン日本語レッスン 前職で訪問したスリランカツアーで知り合ったスリランカ人高校生に、2年前くらいから隔週で日本語を教えていました。 熱烈に日

          仕事決まる!求職活動を助けてくれたもの5選(倒産と求職活動その4)

          打たれ強くない人の心のケア「瞑想は心の筋トレ」(倒産と求職活動その3)

          勤務先の出版社が事業停止し、求職活動するもうまくいかない。 詳しい話は「その1」 書類選考はたまに通る。2021年2月~4月の間、週に1回くらいのペースで面接を受けるも、不採用。それが続くとこんな状態になる。 ※自分が社会から必要とされていないんじゃないか? ※ドキドキがとまらない ※疑心暗鬼 瞑想は心の筋トレそんなときの支えが瞑想だ。「瞑想は心の筋トレ」ともいわれる。わたしは妄想しやすいので、心の筋トレをしないと大変だ。失業からうまれた不安は、トレーニングをしないと

          打たれ強くない人の心のケア「瞑想は心の筋トレ」(倒産と求職活動その3)

          『GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代』(倒産と求職活動その2)

          『GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代』失業、求職中に、自分の生き方をふりかえることは多い。(←いま) これで人生よかったのかな? そんなとき出会ったのが、この本。 社会的成功のしやすさについて、「思考、行動」パターンから以下の3種類にわけて解説している。 ギバー(人に惜しみなく与える人) テイカー(真っ先に自分の利益を優先させる人) マッチャー(損得のバランスを考える人) 面白い考え方だ。状況によって変化するけれど、確かにそういう分け方できるかもしれない

          『GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代』(倒産と求職活動その2)

          嵐の時代はじまる(倒産と求職活動その1)

          2021年の誕生日プレゼントは強烈!「まさに嵐」。 1月某日39歳の誕生日、のんきに寿司を食べていたら、突風が吹いてきた。 わずかその数日後、いつも通りパソコンを立上げ、勤務先出版社のオンライン朝礼がはじまった。どうも様子が違う。画面の向こうで社長が涙を流しながら「今日で事業停止します」と突然の解雇宣告を受ける。 職場がなくなった。 風の時代というには強烈すぎる。嵐の時代だ。 アラフォーにして、混乱している。 詳しくは元サンガ社員ブログをご覧ください。→コチラ

          嵐の時代はじまる(倒産と求職活動その1)

          初秋の涸沢へ(山と瞑想とわたし)

          出発。2020年9月18日(金)20時。レンタカーで東京を出発する。シルバーウィーク前夜、紅葉もまだだけれども、妻と2人、初の涸沢に向かうことにした。 コロナ禍でもあるし、混雑は避けたい。これまでの登山は、山小屋泊だったが、意を決しテント泊用品をそろえた。大型ザック、山岳用テント、グランドシート、シュラフ、マット。ざっくり10万円強とまずまずの出費である。しかし冷静に振り返るとテント泊1回につき、(小屋泊と比較し)1.5~2万円の節約になる。5回で元はとれる。テント泊は初期

          初秋の涸沢へ(山と瞑想とわたし)

          2017zen

          9:40、金沢に着く。妻の実家のある福井に向かう際、乗り換えで一瞬降りたことはあるが、しっかり観光するのは初だ。 まず向かったのは近江町市場。 東京の築地も、プノンペンのオルセーマーケットも好きだ。市場のなんたるかを知らないが、その活気、多彩さ、新鮮さに惹かれる。 山育ちの自分にとって嬉しいのは魚、なかでものノドグロだ。山奥村に住む親と姪っ子が、たいそう気に入って、北陸に行くたび贈るのが習慣化している。 幼少期、私もいわき市(福島県の海側)の親戚の家でツボダイという魚を

          2017bon

          職場に梵教に詳しい新人がやってきた。 いや本当は詳しくないかもしれない。 ただネパールに遊学経験があり、五体投地をしたことがあって、チベット文化に関して博識であるという。 それはさておき、残業続きの労働も小休止し、お盆休暇だ。 昨年は双方の実家(私の郷里、福島県会津と、妻の故郷、福井県福井市)をまわったが、今年は妻の実家に絞ることにした。なにせ会津、福井間は移動に8時間かかるのだから、両方はしんどい。 出発前夜の帰宅は23:30、今流行りのオフホワイト、いやブラウン企業か。5

          4/9日曜日の中央線

          日曜日、平日よりも中央線は空いていた。 今年は例年よりも開花の遅い桜が見頃だ。 飯田橋のお堀沿いは人気スポットだが、今日はそのまま東京駅へ。 バスに乗り換え成田へ。 旅立ちの季節だ。 妻がアジアに繊維を巡る旅に出るので、 その見送りである。 結婚して4ヶ月。同棲して6年、良い旅を祈る。 旅に必要な英語力を養うため、まずはフィリピンに2週間らしい。 どの夫婦にも負けないほど、よくケンカをしたが、しばらくいないと、とても寂しい。 出発が30分遅れていたが、やうやく出

          4/9日曜日の中央線

          庶民が見た中央線の3つの衝撃。

          1.政治家を見る今から話すのは2017年2月、同じ日の朝の中央線の話です。 地元の駅前で演説をしている政治家(町の議員さん)の方を時折見かけます。おそらく誰でも経験があることだと思います。朝、出勤しようとする私の目の前に、その見覚えのある政治家の方が歩いているのを発見しました。 おそろしいですね。 一般の人(私)は、実はその存在に気づいているのに相手(政治家)はそのことに気づいていない。もし自分が逆の立場だったらおそろしいなと思ったのです。 以前、八丈島行きの飛行機に

          庶民が見た中央線の3つの衝撃。