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フィルムカメラ使う企画を提案したら貸してって言われたんだけど、一眼のを一台しか持ってないので渡すわけにいかない。ただ、最近スナップを始めたら楽しかったので、コンパクトカメラ一台あってもいいかなと思ってヤフオクで購入した。

リサイクルショップからの出品で動くかわからない不安を抱えつつも、レンズが汚れてなさそうだったので1000円で落札。ピッカリコニカとも呼ばれる世界初のストロボ内臓カメラ・コニカC35EF。届いたら案の定裏ぶたの中がカビだらけ。せっかくの機会なので薬局とカメラ屋でいろいろ買ってきて、自分で補修を試みた。

で、中を清掃してモルト張り替えて電池入れたら、露出計もストロボもあっさり動いた。ストロボを充電するキュイーンって音が鳴った時は、思わずガッツポーズしてしまったけど。

このコニカC35EFというカメラ、増山たづ子さんという方が愛用していたことでも知られる。故郷の村がダムの底に沈むのが決まり、村の姿を全て記録するためにと60過ぎて撮り始めた異色の写真家。この人の写真見てると、技術的なことはよくわかんないけど、被写体との向き合い方が理想的だなあと感じてしまう。貸すのが惜しくなってきた。

http://damnet.or.jp/cgi-bin/binranB/TPage.cgi?id=55

お金よりも大切なものがあるとは思いますが、お金の大切さがなくなるわけではありません。