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「2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ」を読んだ

イーロンマスクの盟友が書いたされる本、未来をガイドしてくれる。僕は比較的最先端の情報を得やすいIT業界に身をおいているが訳あって休職中なので業界から離れていることもあり、未来に何が起こるのか、今何が怒っているのか、を知りたくて本書を手に取って読んでみた。14章からなる本書だがとてもボリューミーでKindleの読み終え測定では1章1時間くらいかかると予測されてしまった僕である。

コンバージェンスとエクスポネンシャル・テクノロジー

コンバージェンス(融合)とエクスポネンシャル・テクノロジー(指数関数的に加速して進化する技術)が組み合わさると破壊的に技術は加速する。例えば量子コンピュータ、AI、ロボティクス、ナノテクノロジー、バイオテクノロジー、材料化学、ネットワーク、センサー、3Dプリンティング、AR、VR、ブロックチェーンなどなど。これらが指数関数的に進化していき、融合すると僕らが映画で見たような未来の技術が現実になりかけていく。この本は2020年12月出版だが、僕の身の回りの環境に存在する技術と既に実現可能な技術の差に驚かされた。この本を読むとアイアンマンに出てくるようなAI(ジャービス)の実現はすぐそこなんだと思い知らされる。それくらい上記に書いた技術は進化しているし融合によってそれはさらに加速する。僕が思い描いている2030年と実際の2030年は劇的に違うのかもしれない。

ワクワクする内容の未来予想図

本書では度々未来予想図が登場する。なくなった歯磨き粉をいちいち注文しなくてもAIが勝手に発注し、ドローンが家まで届けてくれる。そんなワクワクする未来を書いてくれて、そしてその可能性が既に目前まできていることを教えてくれる。その未来予想図は買い物、広告、教育、医療、保険や金融や不動産、食料の分野にてどんな影響を及ぼすかについても言及してくれている。宇宙についてもだ。火星に住む可能性とか。とにかく楽しみな未来予想図を描いてくれているのだ。僕自信は広告に関する仕事をしているので広告が気になっているが、残念ながら短めの言及となっていて少し残念。

まとめ

日々アンテナを張って、新しい技術の情報を手に入れている人にとっては退屈な内容かもしれない。僕は休職中の身ということもありアンテナをバキバキに折っていたためどれも新鮮な情報に思えて楽しかった。こんな未来が来たらいいな、がもうすぐそこまで来ていること、そしてそれに合わせて書く業種にどのような変化が訪れるかまとめてくれていること、それを知りたいかどうかがこの本を買うかに直結するのではないでしょうか。

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