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「「心」が分かるとモノが売れる」を読んだ

エステーに努める鹿毛さんのマーケティングを実体験を元にまとめた一冊。マーケティングのフレームワークを習得しつつも本当に必要なものはその外にあり、結果を出した体験からマーケティングに必要なのは何かを教えてくれる本。読みやすいし短いので気軽にさっと読める本になっている。

マーケティングとは「心」である

第一章の見出しでもあるこの言葉がこの本の全てを表している。マーケティングのフレームワークといえば「4P理論」「STP分析」があるらしい。マーケティングに詳しくない僕にとってはこのフレームワーク自体が新鮮であったが、これらのフレームワークを活用してもマーケティングに本当に必要な消費者のインサイトには届かない。物を売るには消費者のインサイトを理解する必要があるが届かないのだ。

一流の消費者を目指そう

ならどうやって消費者のインサイトを理解するのか。それは一流の消費者を目指そうということ。人の行動の95%は無意識に支配されているらしく、その無意識を理解することがマーケティングを成功させる秘訣とのこと。この本では無意識を理解するためのステップが紹介されているので、読むだけでインサイトを理解する武器を理解できるだろう。

まとめ

この本は他にもCM作りに必要な要素も語ってくれている。鹿毛さん自体がマーケターであり、クリエイターであるからだ。エステーの広告といえば歌の上手なミゲル君が評判になった記憶はテレビをあまり見ない僕の記憶にも残っている。そんなクリエイティブはマーケターでありクリエイターである鹿毛さんだから作成できたのだとこの本を読んで分かった。何よりこの異色の肩書がゆえに、実体験に重みがでてきて非常に読みやすく説得力が増しているのだ。マーケティングのノウハウを知らない僕が読んでも読みやすく、面白く読めたので是非読んでみて欲しい。

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