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酒と広告 九杯目 「サッポロさん、酒にスパイスはヤバいって」

久々の投稿です、、!

サッポロビールさんが出されている「クラフトスパイスソーダ」

今年の9月に登場して、超いただいてます。

なんせ、

・週4~5カレーを食う
・毎日山椒を摂取
・ほぼ毎日アルコール注入
・甘くないのが好き

という筆者からすると、ひとこと。
「ヤバいやつでたな‥」と。

結果、冷蔵庫には常備。なんの料理でもイケるし、最高。スパイスのせいでほんとえげつないほどクセになる、ほんとにヤバいやつでした(語彙力

だから、サッポロさん。

酒にスパイスはやばいって(いい意味で

※商品については、素晴らしいnoteを書かれている方もいますので(書かれた方へ、リンクすみません・・・。)


さて、表現物みていきます

1,KV&コピー

ブランドサイトより

KVのやわからなタッチは、「新しさ」があります。勝手に括ってますが、”爽快系のスピリッツRTD”だと、#スピード感 #刺激 という世界観のやつも多いですね。翠ジンソーダあたりから、爽快系RTD広告に優しいニュアンスが加わってきた感じもしてます。食中酒コンセプトになると、やさしさを期待されるところもありそうです。爽快系でがぶがぶいっちゃうRTDのカラダへの影響みたいなものも、なんらかニュースやデマが増えている背景もありそうです。

そして・・・

×食事に合う
○食事を引き立てる

とのこと。ただマッチするだけではダメで、相乗効果が生まれるか否かということみたいですね。すべてのひとに、瞬間的にこの違いがわかるか?はちょっとある気もしました。

とは言え、n=1の体験として。意外とノンアルの時に飯の味がはっきりと体感できて、記憶にも刻まれる気もしていて、「食事を引き立てる酒」というEvoked Set自体が新しい。

高原氏:食に対する分析から、食中酒としての相性を踏まえた商品開発を行ないました。生活&食卓変遷をふまえた“食事のキーワード分析”から今後、食卓に出現する機会が多くなる味わいをセグメント化。そこから食事との相性を踏まえた商品開発を行い、約30品目のペアリングデータを準備しました。

グルメWatch記事
https://gourmet.watch.impress.co.jp/docs/interview/kodawari/1537359.html

2,Movie

シソンヌさん起用。

https://youtu.be/VFkg2a_yQpU

サン・アドさんのやられていた「青天の霹靂」で、満載のボケを最高に品よく仕上げるシソンヌさん。

①なんせ「食事を引き立てる」を2回も15″内に入れてて、狙いに実直
②夫婦設定だけだとフツウになりそうなところ、シソンヌ夫婦にしてみたくなる仕掛けがある
③商品名長いから苦労しそうだけど、全然関係ない「いいCM」のコメントをぶっこんで、フツウのCMにならない工夫をしている
④8″ じろうさんはスロー。場面転換を印象づけ。(翠もやってる
⑤10″ 「なにこの味」はよくサッポロさん通ったなと笑 特にコンテ上で「なにこの味」とか書くとやめろと言われそう。「うまー」がついてるからいいでしょなのか、現場で通したか‥?
⑥ついでに「なにこの味」についてもう一つ。いちいち味わいをいわなくても、商品名のスパイスソーダで結構言えているというバランスか。(単なる期待感だけで味言わない戦術に出ていたとしたら、それはそれですごい)

3,設計

最後に簡単にデコン。

Issue:
無糖爽快系RTD市場でのシェアを確保する。(アサヒが上々、サントリーが翠とムトゥ(次回書きます)、キリンが氷結無糖・・・各社拡販)

Target:
30-50代男女。とりわけ、食べることが好き。

Insight:
実は、日ごろの食事でもマリアージュを求めたい。
食事を邪魔しない程度では特段メリットとは感じてない?

RTB:
食事を引き立てる5種のスパイス。

Benefit:
(機能的)甘くないおいしさを実現し、食事も酒も楽しめる。食事の味に、広がりや深みを感じることができる。
(情緒的)食事への楽しみが豊かになることで、好きなモノ食べて、好きな酒飲んで、好きなテレビ見て‥って家での食事時間が楽しみになる。

Theme:
食事を引き立てる、新・食中酒。

※あくまでも個人の感想です


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