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ビワイチ 245km走破(中編)

前回は長浜市までの様子を書きました。おさらいすると、マジで驚くほど快調に飛ばして長浜市にたどり着きました。疲れはほとんどなし。初心者でもビワイチ超余裕やん。そんな感じでした。

ちなみに、前編と後編の2部構成にしたかったんですが、長過ぎてまさかの3部構成になりました。誰も特に楽しみにしてない最終回を設けることになってしまいましたこと、あしからずご了承下さい。



7:30 長浜市をスタート

ということで、長浜市のマクドナルドで30分ほど休憩した後、再び出発です。もう少し休憩したらいいのに、、、、と思った方。これが休憩は長ければ長いほど良いわけではなく、長すぎると動きたくなくなるし、進んでることがなによりの喜び、安心、安堵になっていました。人生と同じです。立ち止まり続けるより、前に進んでいる方が落ち着くんです。(はい。)

ちなみに、もう一度、長浜市はここです。

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とりあえず次は賤ヶ岳を目指します。

賤ヶ岳までは湖岸を北に進み、長浜の賑やかな街並みから一転、これまで以上にのどかな風景が広がってきます。このあたりからは、コンビニ等も一切なく、道の駅が10kmおきくらいにある程度。なので水分の確保はしっかりしておきましょう!!

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午前8時頃になり、日差しがだんだんとキツくなってきました。気温はまだ安定しており、20度前後と、半袖で風を浴びると、このうえなく心地よく感じるのです。
上の写真は姉川です。1570年に織田徳川連合軍と浅井朝倉連合軍との戦い、「姉川の戦い」の姉川です。(実際の合戦場所はもう少し東側。)歴史好きの僕はかなりテンションが上がりますね。

さて、1時間半ほど漕ぐとようやく賤ヶ岳の麓に着きます。賤ヶ岳の場所はこのあたりです。

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賤ヶ岳もまた、歴史的には非常に重要な場所で、あの「賤ヶ岳の戦い」の賤ヶ岳です。1583年に羽柴秀吉と柴田勝家が天下統一を目指して戦った地です。

そして、ビワイチでは急勾配の坂か二箇所あり、ここ賤ヶ岳がそのうちの1つです。正直、余裕かと思っていましたが、意外と脚の疲労は蓄積しており、ギアを最小限にしつつおよそ900mの坂道を登りました。本当に息が切れるほど疲れました。そうです、このあたりから日差しが本領を発揮し出して体力がみるみる奪われていきます。

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ここが賤ヶ岳トンネルです。ここを抜けると、

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左手に美しい琵琶湖が一望できます。
ちなみに、この横に湧き水が流れており、疲れ切った身体を冷やし、癒してくれます。

さて、どんどん進みます。
賤ヶ岳を越えると、もうのどかすぎる光景しかありません。午前9時ごろの田舎の朝を自転車で駆け抜ける。いやあ、もう最高です。住みたい。

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なんだか、これまでの雰囲気とは一切違います。このあたりは福井県も間近なので、北陸の雰囲気がなんとなく感じられる気がします。普段僕が過ごしているような騒がしい街並みとは対極にある、最高の空気です。冬場にはこのあたりは雪が積もるエリアでもあります。
あとは、琵琶湖の水が本当に綺麗です。僕は都合上、よく大津市に行くんですが、大津市の琵琶湖は正直言って綺麗とは言い難く、ゴミが投げられていたり、臭いがきつかったり、虫が沸いていたり、良い印象はあまりありません。が、この最北端のあたりはそれが嘘かのように透き通る水でした。

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9:00 琵琶湖最北端 塩津浜到着

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このあたりです。ちょうどビワイチの折り返しといったあたりです。ここでは15分ほど休憩し、また漕ぎます。次は高島市のメタセコイヤを目指します。

しかし、このあたりから一気に気温が上昇し、道中の気温計は25度前後。日差しの強さと疲労も相まってペースは一気に落ちます。
そうは言いつつも、漕がないことには前に進みませんし黙々と漕ぎ続けるのです。

景色が綺麗なことに若干の飽きを覚えつつ、黙々と漕ぎます。

途中、海津大崎付近でサルの大群が横切りました。20匹くらいはいたでしょうか。普段なら「やばい!!!マジで!!!なあ!テンション上がる!!!」とか言ってるんでしょうけど、個人的には割とあっさりと通過しました。

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そんなこんなで高島市に入りました。長浜市を出て4時間、塩津浜を出て2時間後の午前11時頃、無事にメタセコイヤ並木に着きました。僕自身は初めてだったので、テンションは上がっていたんですが、通常モードの約1/6ほどのテンションだったと思います。疲れ過ぎて、「はよ建物入ろう、、、冷房、、、」。そんな感じです。


11:00 メタセコイヤ 到着

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(めちゃくちゃ良い写真!!自転車で来るなんて!!)

メタセコイア並木の場所はここです。

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そうです。最北端の塩津浜が赤いピンのところなので、実際の距離的にはあんまり進んでいないんです。これが結構メンタル的にやられる。。。。暑さと坂道とで一気にペースダウンしてしまいました。


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近くのお店でジェラートをいただきました。言います。間違いなく人生で食べたジェラート史上一番旨い。疲れ切った身体に染み渡ります。
たしかマキノ茶味。多分何味食べてても正解だったと思う。食えりゃ良い。それくらい疲れてます。

ここでは30分ほど休憩し、次なる目的地は「白髭神社」。距離にすると20kmです。頑張りましょう。


というところでいったん終了です。

ここで距離のおさらいをしましょう。

ビワイチのスタートである瀬田の唐橋からはおよそ110km。そして、午前0時に出発した本当のスタート地点、京都市の円町駅からはApple Watch計測で約140kmでした。なんとなんと、フルマラソン3回半分。さすがに疲れます。24時間テレビのチャリティマラソンを思い出します。


また、後編で。

(ここから写真を撮る体力が一切なくなるので、文章多め、非常におもしろくなくなる可能性があるので、あしからずご了承ください。)



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