見出し画像

神のDB(013)

(013)こんな定番ハプニングなんて~|ω・)どうぞ~

前のお話:https://note.com/daikiha/n/n812277ab81f7

後のお話:https://note.com/daikiha/n/nf93d22556b0e

☆⇒/⇒走


『はぁはぁはぁ』

なぜか走っている。なぜ?

理由が・・・・・思いつく。簡単に思いつく。
そりゃそうだ。あんな朝からどやされてたら・・・萌える。ポッ。

って、いやいや、違いますよ、Mではないです。ですからね、初体験なんです。
って、いやいや、違いますよ。Mではないです、ってちゃう、やってない。
いや~ん、って、話が、終わらん。

まあ、あんなかわいくて、巨乳な(ここ需要!)女の子に「行ってらっしゃい。(って早く行けうざい)」なんて言われることなんて・・・初めて、ポッ。

いやいや、生きているとこんなことも経験できるんですねぇ。
人生なにがあるかわかりません。
そうそう、まあまあ、しかしながらですよ、こんな感じであと5分で電車に乗らないと確実に遅刻する状況にですよ、よくあるハプニングなんてですよ、漫画じゃないんだし、そうは起きませんよねぇ~、、あ、ドン!!

『うわ!って、うぉ!!』
おううう、なんかぶつかった、ていうかこっちが相手を引いた、みたいな、押し倒したようなぁ。。『う~ん、あうぅぅ』いてて、手がいてぇ、って下からかわいい声が聴こえる、っておうっと、ぽふぅ。『あん、いやぁぁ』ありゃ、我慢できなくて支えていた腕が折れてうつ伏せになったと思ったら・・・むにゅ?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・柔らかくていい匂いで~、もふもふ~。
『って、うあぁぁ!!』ボクは直ぐに起き上がる。そして・・・

目が合う。女の子と。

ボクの下に仰向けになっているセーラー服の女の子。
ショートカットで少し前髪をたらしていて、でも目はぱっちりと大きめ。そんでもって、胸は控えめ・・。

『う!!!!!!!!!!!!!!!』
『ってぇぇ!!』うあぁぁ!いきなり女の子が叫んだ!っていうかあうあうしたぁ!!
『あうう!!あううあうう!!』
なんかすんごく混乱している!どうするバイ!どうずるうう!って!

『あああ、あのさあぁ。大丈夫?』『あう』『怪我ない?』『あうあう』『痛いとこ、ない?』『あうあうあう』『って、ごめんね、さっきはぶつかった拍子で』『あうあうあうあうあう』『その・・さわっちゃ』『あうううううううううううううううううううううううううううううううううう』
て、あ、なんか、くる

『こるぁぁあ!てめぇなにしてるんだぁ!!!』ぶおぉおん!!

『うあぁぁ!』
なんかきた!危険を感じて頭を下げたと思った直後、頭上にとんでもない風圧がきた。
顔を上げてみると、そこには・・・・・やんき~?
『てめぇ、こらぁ、なんだそのバカにした目つきわぁぁ。』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・因縁つけられている。って、なんで?なんぞね?なんでこいつはボクに、
『なに女に跨って犯そうとしてるんだ!こるわぁ!』ってすんごく誤解されている!!!
『いやいやいやいや、さすがにこんな朝ッぱからそんなことはしないよ!誤解、誤解ですよ!ボクは只、ね、ぶつかっただけだよね?ね』
ってボクの下にいる女の子に同意を求めようと『あうあう、いやぁぁぁ』っと、その反応はいけない。

『何言い訳してんだ!こるわぁ!嫌がっているじゃネェかよ!てめぇ、警察に突き出してやるぞ!おう!!』うあぁ・・興奮MAX。これは何言っても無理そう(な状況)。
右向き『おい!』左向き『なに無視してんだ!』後ろ見て『どこ見てるんだ、おう!』正面見て『だからよぉ!』良し、人いない・・・・『おい!てめ』ダッシュ!!!

☆⇒/⇒走⇒+激


ボクは走っている。

なせか走っている。なぜ?

理由が『おるわぁ!!逃げんじゃねぇ!この変質者が!』。簡単に思いつくっていうか、逃げる!


やばいやばい!なにも悪いことは(自主的に)していないのに、このままでは警察のお世話になってしまう!その前にあのヤンキーにボコられる!
ボクは懸命に走る。駅に。いつも使っている地下鉄の最寄り駅。『はあぁ、はあぁ!』おりゃ!!ボクはいつも慣れ親しんでいる通勤路をこれでもかと全力で走る。
右へ左へ。時折聴こえる暴力的な罵声『てめぇ!!逃げられると思うなよ!!』に、冷や冷やしつつ、目指す駅の、ダンダンダン! 階段を降り、改札を目指す!そう、駅のホームに、電車に乗ってしまえば!!
改札に定期を(ピコン!)当て、『おい!まてや!おい!!』後ろからのプレッシャーを感じつつ「まもなく~電車が参ります」ホームから聞こえるアナウンスに『神様ドンピシャ!』と思いつつ全力でホームへ。
ちょうど来ている電車に乗り込む『にがすか!!』迫るヤンキーの手が迫る!

(プシューぅ)
電車のドアが閉まる。『おい!てめぇ、にげんな!!あけろやぁ!!』ドンドンドン、ドアをたたきまくるヤンキー。
「発車しま~す。ドアから離れてください~」流れるアナウンスの後、ブゥウーン、電車が動く。『こらぁ!てめぇ。逃げるんじゃぁねぇぇ!』
ヤンキーがドアの外で暴れている最中、ボクは目をそらし続ける。他人です。関係ありません。そんな雰囲気をかもし出す。無事に電車は次の駅に向かう。

ふぅい~、なんとか助かった。
朝からなんというハプニング。今まで経験したことがない、まるで、漫画のような、そんなハプニングだった。
しかしまぁ、こんなことがこれからも続くのかなぁ、ってそんなことを思うが・・・・、それは無いか。漫画の世界じゃあるまいし。って、漫画のような世界に巻き込まれて入るけどね。
あはは。
しかし・・・・・・・・・(ジィー)車内の視線が痛い(・_・、)ホロッ

前のお話:https://note.com/daikiha/n/n812277ab81f7

後のお話:https://note.com/daikiha/n/nf93d22556b0e

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?