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本との遭遇覚書・本を勧めること

「何かオススメの本ありませんか?」
店でよく言われます。買う本を選んでほしい。選ぶのを手伝ってほしい。

まず確認するのは「普段どのような本を読んでいますか」普段と同じがいいのか、敢えて違うものを読んでみるか。
うちの店の場合は小説が多いので小説だとすると、次によく聞くのは「現実的な話がいいですか、(魔法が出てくるような)非現実的な話がいいですか」
その上で、これはどうかあれはどうかと、物語の冒頭部分やあらすじを紹介します。

この場合、オススメの本は基本的に僕自身が読んでいる本なのですね。場合によっては読んでいないことを断った上で、リクエストに沿うだろう本を示すこともありますが。

またネットで読了本の感想を上げているのですが、その本を求められることも多いです。
どちらの場合も、自分が読んで面白いと思った本を読みたいと思ってもらえる、そのことが嬉しく楽しいのです。

でも、そうやって本をどんどんお勧めしていると、店の棚から読了本がどんどん減っていくのですね。いざ勧めようとしても、この前読んだあれは既になく、リクエストに沿う本として浮かんだものは棚になく、ということも度々あります。

お勧め本は常に棚に並べておきたい。そうは思えど古本屋はそれが難しいのですね。タイトル指定で仕入れられるものでもありませんから。(仕入れに力を入れるのも大切なことであるのは言うまでもなく)
ではどうするか。これはもうどんどん読んで読了済お勧め本を増やすしかない!
そう思い日々本を読むのです。

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