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SDGsは他人事?社内で感心を持ってもらう為に私たちがやったこと

ライター:人事部 芳野さん、経営企画部 内藤さん

SDGsに貢献している会社のはずなのに社員がSDGsに無関心!?

 株式会社ダイキアクシスは「水」というキーワードを軸として人と自然に優しい快適な生活環境を構築するための事業展開を行っています。

環境機器関連事業では浄化槽や産業排水などの水処理システムについて開発・製造・販売・施工・維持管理をトータルで提供し、住宅機器関連事業では自然環境と共生する快適で健やかなライフスタイルを実現するために環境配慮型商材を取り扱っております。
また近年注目されている太陽光、風力、バイオディーゼル燃料(BDF)などの再生可能エネルギー事業にも取り組んでいます。

(ダイキアクシス公式HPはコチラ

水処理事業や再生可能エネルギー事業についてはまさにSDGsの目標にも直結しておりますので、対外的にもSDGsの重点目標として以下の項目に取り組んでいる事をPRしていました。

5:ジェンダー平等を実現しよう
6:安全な水とトイレを世界中に
7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに
8:働きがいも経済成長も
12:作る責任使う責任
13:気候変動に具体的な対策を

経営管理本部側の人間としてはSDGsの重点目標を達成し、社会と会社をより良くしていこうと努力していたつもりでしたが、ある日、社員から衝撃の一言が!
 
「SDGsって聞いた事あるけど、社内ではあんまり見かけないですよね?」
 
そんな馬鹿な!
会社案内にはSDGsのページをちゃんと作っているし、ホームページにもSDGsへの取り組みを掲載しているのに!!
(株式会社ダイキアクシス SDGsへの取り組み)
 
しかし冷静になって事務所を見渡して見ると、確かに通常業務をやっているだけでは社内でSDGsという文字は見かけません。
 
自ら進んで会社案内やホームページを見に行かないと自社がSDGsについてどんな取り組みを行っているか、分からない状態だったのです。

My SDGsを作ってSDGsを自分事化して貰おう!

せっかくSDGsに貢献している会社なのに、SDGsの文字が事務所内では見当たらない。
そんな状況を改善するために「まずはとにかくSDGsというキーワードを社内で見かける事が出来るようにしよう」と考えました。
 
そのための取り組みとして作成したのがコチラの「My SDGsカード」です!

愛媛県のキャラクターである「みきゃん」を使ったSDGsのロゴがあったので愛媛県の企業としてこちらを使用してみました!

社員1人1人、各自で行う「My SDGs」を考えてもらい、机やロッカーなど見える場所に貼ってもらうという作戦です。
自分自身で目標をたてることでSDGsがより身近になりますし、特にロッカーに貼ってあれば他の人も「なんだろう?」と興味をもつはずです。

まずは身近な経営管理本部に協力をお願いし、皆さんにMy SDGsを考えてもらった所、様々なアイデアが出てきました。

●     Myボトルを使う
●     健康のために運動する
●     思い込み、先入観をもたない
●     プリンター用紙の節約
●     家事を平等に分担する
 
今後は他の部署にも広め、会社全体でSDGsの認知度を上げていこうと考えています!

社内報を作成しSDGsについて発信!

実は私たちがSDGsについて見直すきっかけとなった研修があります。
それは2022年10月に同じ松山市の企業である三浦工業さんと、松山市さんとダイキアクシスが合同で行った「サステナビリティワークショップ」です。
 
サステナビリティワークショップでは、松山市さんの講演にてSDGsの基礎知識を学んだあと、三浦工業さんとダイキアクシスの社員でSDGsについての素朴な疑問について議論したり、SDGsについて各自が思う本音を話し合ったりして理解を深めました。
 
「普段の仕事がSDGsにどう影響しているかが分からない」
「環境配慮型の原料を使うのは良いけど金額が上がってしまい正直現場としては苦しい」
「SDGsという単語が一人歩きしている気もする」
 
このようにSDGsについてのお互いの本音を話すことで自社が抱えている問題点を再確認し、これから何を行っていけば良いかを考え直す良い機会になったと思います。
 
また普段の研修は社内で完結してしまう事も多かった中、他の企業の人とも話をすることが出来たこのワークショップは、まさに刺激いっぱいでした。
 
そのため研修が終わった後「ダイキアクシスからは17名が参加したこのワークショップをこのまま17名の心の中だけに留めておくのは勿体ない…もっと社内の多くの人にこのような活動をしたという事を知って欲しい…SDGsについて感心を持ってほしい…!」という気持ちが沸き起こりました。
 
そのような気持ちから、ダイキアクシス内で今まで発行されていなかった社内報をお試し号として(勝手に)自作してしまいました!

↑フリーの編集ソフトを使用し、普通のA3用紙に両面刷りした予算0のお手軽社内報
※個人情報保護の為、顔写真にはモザイクを入れています。

完全自作だったので文章やレイアウトが拙い面もありましたが、多くの社員さんから「楽しく読ませてもらいました!」「こういう社内報が欲しかったんです!」という声をいただく事が出来ました。

ちなみに本当に勝手にコッソリ作ったので、役員の方からは「うちの社内報なんていつの間に出来たっけ?」と言われました(笑)
こんな風に自由に色々チャレンジさせてくれる会社に感謝感謝です。
 
皆様から好評を頂いた社内報は、2023年からは月1で発行する事になりました。
今後も定期的にSDGsの話題を盛り込み、会社全体で認知度を上げていきたいと思います。

会社全体でSDGsを推進するために

SDGsジャーナルの深井宣光さんによると、企業のSDGs担当者の方から寄せられる悩みで圧倒的に多いのは
 
●     社内からSDGsに対して興味関心がない
●     SDGsが社内に浸透しないんです…
 
と、いうものだそうです。
SDGsジャーナル:中小企業が「SDGs宣言」で失敗しない為の5つのポイントより)
 
深井さんによると“「誰1人取り残されない」ことを目指しているSDGsのはずが、気づけば社内すら取り残してしまっているケースがとても増えてきている。”との事。
 
私たちダイキアクシスも事業としてSDGsに直結する素晴らしい取り組みを行っているのに、社内が置いてけぼりになっていた感が否めませんでした。
今回紹介したような取り組みによって社員一人一人がSDGsについての理解を少しずつ上げていく事で、会社全体での取り組みにも大きく影響してくるはずだと考えています!
 
当社の取り組みが皆様の参考になれば幸いです。
ありがとうございました!

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