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時間が無いのにタスクが多くて困る人にはもしかしたら役に立つかもしれないって話。

使える時間が少ない中で多くのタスクをこなさにゃならん、っていう時にもしかしたら役に立つかも知れない話。個人的な経験から感じたことなので誰にでも当てはまるわけでは無いかもしれないし、そんなの当たり前よっていう話かもしれませんが。

僕は今おそらくこれまでの人生で最も忙しい時を迎えている。家事育児のほぼ全てと仕事である研究・教育・学内校務を同時にこなさなくてはならない。さらに脳みそを鍛えるランニングと休養のための昼寝もする。

育児には朝2時間、夜3時間の時間が取られ、炊事・洗濯・掃除・買い物・ゴミ出しもほぼ毎日。その他生活の諸々を整える雑務も定期的に入ってくる。(車検とか庭木の管理とか野良猫のフンの始末とか宅配便の受け取りとか本棚転倒防止用ストッパーの取り付けとか電球の交換とか)

そんな生活をここ2年ほどやっていて、おそらくあと3年は確実に続く。否応なしに、タスクのこなし方をガチで考えなければ身が持たないのである。

こうした中での工夫をいくつか。多分仕事や勉強にも役立つのではないかと。

主な要点は三つ
・原則は「やらないこと」
・「タスクの洗い出し」と「タスクの実行」は厳密に分ける
・タイマーに従う

当然だが、時間が無いのだから、全部できるわけがない。時間を生み出すのに最も有効なのは「やらないこと」だ。だから、一番最初にすべきことはやっていることをやめることだ。

次に意識するのは、タスクをこなす段階ではこなすことに集中し、「今日何やるんだっけ?」など考えない。リストは前日の夜に作る。食事の献立も前日に考えるし、調べる内容も具体的に書き出すし、買い物のリストも前日に冷蔵庫を確認してメモっておく。仕事のタスクもそう。何をどこまでやるか具体的に決めておく。タスクのリストに、「締め切りは遠いが重要度は高いもの」を加えるのを忘れないこと。

翌日の日中はもう「何をやるか」は考えない。ただこなす。

最後はこなし方。以前にも書いたことがあるが、こなし方については『ポモドーロ法』が有効だ。タイマーで25分測り25分間はやると決めたタスクにだけ集中する。25分経ったら、一度手を置いて、タイマーで5分測り休憩。この時キリが悪くても時間の延長はしない。休憩中は立ったりストレッチしたり、身体を動かす。そしてまた25分測り、5分休むを繰り返す。

タイマーを使うのは、集中力を維持するのにとても効果を発揮する方法だ。開始のタイミングと終了のタイミングがはっきりしていると、人間の脳みそはかなり集中力のコントロールができる。逆に、延べつ幕なしにやると、始まりも終わりも曖昧なので集中のポイントがわからず結局グダグダしてしまう。集中力は希少資源なので、使い方には注意が必要だ。

僕が育児と家事と仕事の鼎立させなければならない試行錯誤の中で辿り着いた最も効率的な方法はこれだ。なぜもっと早くこうしなかったのか、高校生の時にでも実践していたらもっと大きな成功を手にすることができたかもしれないのに…とちょっとだけ後悔することもある。

もっとも、これで全てがうまく行くわけでは無いだろうし、人によって合う合わないがあるので万能な物ではないとは思うけど。

誰かの何かの役に立つかもしれないと思ってここに書いておく。

んじゃね!

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