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コツコツと地道に積み上げるコツって話。

今日も走った話でアレなんだけど、別にランニングマニアってわけじゃなくて、走ってる間になんか色々考えちゃうから、走ることに絡んだ話が多くやるのかもね。

まぁ今日もてきとうに10km走ってみたけど、実際もう少し速いペースでも走れると思う。感覚的には7分を切れそうなイメージはある。

けど、あえてダラダラゆっくりあたかも早歩きの速い人であるかのような雰囲気を醸しつつ走る。小走りだ。

ちょっと走るようになって若干からだが軽くなったりすると途端に速く走りたくなっちゃうのよね。

その欲求を抑えてダラダラ走るのは、意外と難しい。

でもそこで、いや俺はもっと速く走れるんだ!みたいな誰の得にもならない変な欲を出して身体的にしんどいことをするのは息も切れるし怪我するかもしれないし疲れを翌日以降に引っ張ることにもなる。

そうじゃなくて、この先30年くらい走り続けるんだから、今のこの状態は必ず変化するもので、無理なくタイムが速くなってくるのを待って地道に継続しなさいよ、と自分で自分にブレーキをかける。

速く瞬時に結果を出したい部分と、それに待ったをかけて長期的な視点から自分を俯瞰する理性の部分と、脳内の構造ははっきり分かれている。

短期的な結果に興奮してドーパミンをドバドバだして、いいぞ!もっとやれ!とけしかける報酬系と呼ばれる脳の部位の力はとても強い。甘いものを見たら「カロリーだ!命の源だ!今すぐ食え!」と叫びだすのはこの部分。

それに対して「いやちょっと待て、それを食って本当にいいのか?」と本能的な食欲に待ったをかけるのは前頭前野と呼ばれる理性的な判断を司どる部分。

この報酬系と前頭前野の間で意思決定は常に揺れ動くが、ドーパミンのちからはとても強いので、理性はあっけなく吹き飛ばされることもしばしばある。

コツコツ地道に続けることが大事だとみんなわかってるのにそれをできる人が少ないのは、長期的な視点に立って短期的なメリットをあえて見逃すということが、脳みそにとってとても苦手な作業だからだ。

何かをやった成果、何かを我慢した報酬は今すぐにすぐ欲しい。今すぐ脳内をドーパミンでいっぱいにしたい!と誰もが思う。思う、というか、脳が勝手にそう判断してる。

決して理性が働いてないわけではなく、報酬系の力が強すぎるのだと思う。だから、長期的な視点に立とうとしたとき、理性だけに頼るのでは、目標達成は難しい。

うまく設計した短期的な報酬を脳みそに与えながら目標に近づく工夫が必要になる。

僕の場合は、勉強ならば一回に机に向かう時間んを25分と決めている。これなら集中力を保つことができるし、腰痛の予防にもなる。
走る時は、タイムではなく心拍数を目標にする。これなら、突っ込みすぎてしんどくなることはないし、疲労より爽快感が勝つので走った後も気持ちがいい。

もともとコツコツやるのは苦手だったし、今もそうだ笑
でも脳の構造をちょっと知るようになって、そもそもコツコツやるのは脳の構造的になかなか難しいもんなんだということを知って、ちょっと納得もしたし、それなりの対策を採れるようになった。

短期の報酬を与えながら、長期の目標に向かって進んでいくという自分の脳みその報酬系をうまく騙す工夫ができると、「急がば回れ」が実現できるかもしれない。

んじゃね!

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