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脳みそダダ漏れマガジン

僕が大学教員として、また家庭の主夫として日々考えていることのまとめです。内容は育児とダイエットと読書感想文が多めで、分野はあまり統一されてません。あとは数学とか、経済学とか、そう…
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2022年9月の記事一覧

尻物語予兆編

10年ほど前のことになる。異国で僕は尻を切られた。 メスで。 肛門の5ミリ横を。 長い話になる。なんせ肛門付近をメスで切られる結末に至る物語なのだ。書き始めた今の時点で確かなことは言えないが、多分一本の記事(執筆上の公式ルールは特に無いが、自分で3,000字〜5,000字程度と決めている)には収まらないだろう。 ※※だから、2,000字程度書いたところで、タイトルに「予兆編」と付け加え、いくつかの編に分割することにした※※ そんなおっさんの尻物語にわざわざお金を払って付

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【読書感想文1】大人の道徳

YouTube・電車の中吊り広告・書店に並ぶ平積みの本の表紙などが私たちに毎日のように語りかけてくる。「やりたいことをやれ」と。しかし、と著者はあっさりと、そしてバッサリとこれを否定する。 「やりたいことをやりましょう」は「奴隷の道徳」である。 今回の読書感想文はこの本。 『大人の道徳』古川雄嗣著 東洋経済 2018年 「やりたいことをやりましょうは奴隷の道徳」だなんて言われたら、こんな疑問を持つかもしれない。たとえば、奴隷なんて私たちの日常生活に登場することはない。

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理性は空腹に勝てない

空腹は人を狂わせる。 幸運にも21世紀の先進国に暮らす我々は、食糧が欠乏するという危機に直面することはほとんどない。確かに、我が国にも貧困にあえぐ人々がいない訳ではないが、それはほとんど分配の問題、つまり「食糧は量としては十分だが、必要な人に適切に行き渡らない場合がある」という話である。つまり、食糧が本当に量的に不足していて飢餓に陥る訳ではない。グローバルに視野を広げれば、絶対的貧困と呼ばれる生存に必要な量の食糧に物理的にアクセスできない環境で暮らす人々は確かに存在するが、

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定期購読マガジン始めました。

この世には2種類の人間しかいない。 書く人間と、 書かない人間だ。 僕は、今書いていない人間、つまり書かない人間だ。過去には書く人間だった自負はあるものの、今は書いていない。書かない人間になってしまった。 でも、僕は書く人間でいたい。 だから始める。このマガジンを。少しでも書く人間に成っていくために。 書くという行為ところで、僕は大学教員だ。 大学教員という職業についているにも関わらず書いていないというのは、ほとんど職場放棄に近い。大学教員とは、書く(ことを期待されてい