Fiction& Simulation 制作におけるバランスについて
今回は制作物においてのFiction性とSimulation性のバランスの話をしたいと思います。Fictionとは想像、虚構でSimulationは模倣や現実になぞらえたものといった定義とする。制作においてその二つの要素のバランスの度合いを意識することでアウトプットが変わってくると感じます。
例えば、音楽で考えると人間が演奏することが難しいBPMのドラムや通常あり得ない編成のバンドや楽器の音を現実とかけ離れた音に加工する行為などはFictionにあたると思う。新しい実験的な要素もそういった類にあたる。
逆に楽器の通常用いられる奏法であったり、聞き馴染みのあるフレージング等.や楽譜に示されるような要素はSimulationといえると思う。これにより既視感のようなものを演出したり、ジャンルを体系的に定義づける要素になるだろう。
この二つの性質のバランス感や組み合わせ方によって新しい発見やオリジナリティに繋げていくことができると思います。
私の制作においては具体性の積み上げを行い、俯瞰で見たときに虚構性や抽象性を感じ取れるようなものを意識しています。あまり頭で考えすぎると良くないので、必要においてロジカルに捉えるのが良いかと思います。
以下 各種ストリーミングサイトのリンクです。
https://linkco.re/eh1yzE9P
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