QCD(質・コスト・納期)の期待値調整は仕事を始める前に確認しておこう
社内共有メモ。まだ書きかけ。
仕事を依頼した時に、いきなり手を動かし始めてしまい、後で失敗するケースがあります。このような場合、ある一工夫をするだけで、劇的に仕事の質が改善することが多いです。
それは、仕事のQCDを確認することです。
この記事では、仕事のQCDを確認することで、仕事をより進めやすくするための方法について解説します。
お仕事では「約束を守ること」によって信頼が生まれる
全ての仕事では、約束を守ることで信頼が生まれます。
頼んだものをきちんとした成果で返す。これを毎回着実にやることで、取引先とも、上司とも、チームとも、信頼を獲得することができるわけです。
逆にいうと、
約束をしないまま仕事をしたり….
約束を正しく認識できていなかったり….
約束を破ってしまったり…
すると、仕事で期待した成果を得られなかったとなってしまい、信頼されなくなります。
そのため、相手ときちんと約束の期待値を合わせ、それを履行することが信頼を獲得する上で重要になります。
仕事における「約束」とは
仕事における約束は、基本的にはこれだけ。
質(Quolity): どのくらいの品質が求められるか
コスト(Cost): どれくらいリソースを割くべきか?
納期(Delivery):いつまでに納品すればいいのか?
QCDはトレードオフになる。
たとえば、セキュリティを上げるために工数がかかり納期が守れないとか、逆に納期を守るためにセキュリティが犠牲になるとか。
相手が何を犠牲にしてもよくて、何を抑えておかなければならないのか理解しておくと、後々問題にならなくてOK。
QCDの法則
QCDには、いくつかの法則がある。
①QCDはトレードオフ
例えば質を優先すると、納期やコストが上がる。
ものすごく安全なシステムを作ろうとすれば、それにかかる実装や、それにかかる人件費も上がる。
同様に早くて安いシステムを作れば、セキュリティガバガバなシステムができる。
全てはトレードオフの関係なので、必ず何をどれくらい満たすべきか確認しておく必要がある。
②QCDの期待値は早いうちに合わせると手戻りが少ない
作るべきものの期待値がずれたまま手を動かすと、動かした分の工数が無駄になる可能性が高い。QCDはなるべく早いうちにお互いの期待値があうようにしておくとよい
③QCDの全てを満たすことはできない
質にもコストにも納期にも、上限があるため、どれも最高にすることはできない。例えば超堅牢なアプリを低単価で最高品質で納品できない。
ミシュラン5つ星レベルのレストランの質の料理を鳥貴族なみの料金でマクドナルド並みのスピードで出すこともできない。
全ての取引は、QCDのうちどれかを妥協する必要がある。
参考
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