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エンジニアとして必要な能力(4) 「工数見積もり力」

こんばんは。
てりーです。

エンジニアとして、必要な能力(4)は「見積もり力」です。現場に入ってから身につければ良いので、未経験者の方は参考までにみてください。

工数見積もり力


工数を見積もる能力です。現場である程度働くと、上司から「この仕事、どれくらいでできますか?」と聞かれます。きちんと回答できないといけません。見積もりはエンジニアの必須のスキルで、適当にやっていると残業が多くなったり、上司や同僚の信頼を失うことになります。

現場を見ていて思いますが、みんな意外と「この仕事だったらこれくらいかな〜」で適当に算出している印象です。根拠があるのか依頼する側からも見えないし、本人も「見積もりは感覚で出すしかない」と思っているのでしょうか。

見積もりで1.5ヶ月とかいって、3ヶ月かかったとかブログに書いている方もいらっしゃいました。壮大に間違えるとヤバイです。

(実装を進めているうちに、仕様が変わったとか、そういう事情があれば別です)

私が採用している見積もりの出し方をこれから書いていきます。エンジニアによって答えが異なりますので、これが正解というわけではありません。そこは了解の上聞いてください。

ただし、私は見積もりの精度は高いです。ほとんどしくじったことはありませんし、出す見積もりも常識的な範囲で出してます。遅いですねと言われたことはありません。

ちなみに、私にこれを教えてくれた上司には感謝しかありません。これまで、見積もりの出し方をきちんと語れる人にはあまりお会いしたことがありません。

実績をためる


以前の仕事でやった時の工数をきちんと記録しておきます。このサイトの1を見てください。

見積もりには、例えば、以前WebサイトでこのくらいのJSの実装は三週間くらいだったな、というデータが必要です。エクセルにまとめておきます。見積もりは何日、実績は何日というデータも入れておくと、今後の見積もり精度向上に役立ちます。

また、上司に説明する際にも、この前の仕事で10日くらいだったから、この仕事は12日くらいかかります、と言えば、根拠になります。テキトーに出しているわけではないんだな、というのが相手に伝わります。

新しい仕事の見積もりをする時には、以前の仕事でかかった工数を基準の値にします。これが基本です。

バッファをいれて工数を算出する

上記の以前の仕事でかかった工数を、そのままいうと死にます(笑) なぜかというと、バッファが含まれていないからです。

実装には、想定よりも面倒だったな、という事態がつきまといます。前の仕事で10日かかったとしても、同じ日数でできる可能性は低いため、それは最短工数として考えなければなりません。

上司に日数をいう時は、最短工数にバッファ分を足した日数を必ずいうようにします


見積もり例:

最短工数 10営業日

バッファ:難度次第で変える

(慣れない仕事ならx1.3
 ボチボチならx1.2 
 自信があるならx1.1)

★このかける値は、経験則で出した物です。

工数:

慣れない→13営業日
ボチボチ→12営業日
自信あり→11営業日


ということになります。

また、必要工数が多くなるようになると、最短工数20日で、初めてやる仕事とすると26日ということになり、かなり膨らみます。正直、こんなにもらっていいのかな?と思いますが、サービスしては絶対にいけません。実際にやってみると、普通にそのくらいはかかります。

バッファはとても大事です。何度首が繋がったかわかりません。現場で見積もりをするようになったら、参考にしてください。

それでは、また。

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