「アイデア」は「作品」ではない(文章の構成の仕方について)

しんぱちです。
前回の記事で「文章を書くのが向いているかもしれない」とつづっておきながら、大分間が空いてしまいました。

飽きたわけでも、ネタ切れになったわけでもありません。

頭の片隅には"何か書こう"という思いはありましたし、書きたいことリストみたいなアイデアのカケラをスマホのメモ帳に積み上げているので、ネタがないわけでもありません。

じゃあなぜポンポンとnoteを書かなかった(書けなかった)かというと、文章を形にするのもそこそこハードルが高いと思ったからです。

●「アイデア」は「作品」ではない

まあ当たり前のことですけど、文章にしても漫画にしても音楽にしても漫才にしても、アイデアはどこまでいってもアイデアであって、作品とか完成品ではないんですよね。
アイデアや書きたいことがあったとして、それを「形」にするのはとてもハードルが高いです。
アイデアを乱立させて散りばめても形にはなってくれず、形にするには「構成」を考える必要があります。


文章なら序論→本論→結論や、PREP(結論→理由→具体例→もっかい結論)などの構成例があります。
漫画だったら典型的なものなら起承転結、音楽でもイントロAメロBメロサビと構成して初めて形になります。一つメロディを思いついても、それだけでは作品にはなりません。

書きたいことやアイデアがあっても、それを構成しなきゃ形にならない。
このことに気付いておらず、アイデアだけで書こうしたので、手が止まっていました。
書きたいことリストを見ながらnoteを書こうとPCを立ち上げたものの、自分の考えをうまく伝えるためにどう構成すればいいのかわからず、YouTubeだけ見てシャットダウンなんてこともしばしばありました。

「文章は思いついた順にノリで書いていけばなんとかなる」という勘違いを正すことが必要と感じました。
これまではnoteを初めたばかりで気分がノっていたからそのやり方でなんとか形になっていましたが、コンスタントに書き続けるためには、きちんとやり方を確立した方がいいと思いました。

●構成の仕方について

ただ、最初からすべて完璧に構成してから書こうとすると、ますますハードルが上がり完成は更に遠のくと思います。

これは今のところの考えですが、とりあえず書きたいところから書いてみるのがいいと思いました。
このとりあえず書いてみるというプロセスが非常に重要で、空想だけで終わらず、何かは手元に残るわけです。
それらのパーツを寄せ集め、組み立ててみる。
寄せ集めて足りないところ(前置きやまとめなど)を後から補完する。
最初から構成だけに集中しすぎると、形にすることに集中しすぎて、面白みが無くなってしまうかもしれません。
書きたいことだけバーッと書いて、それを組み立てて構成する。
昔漫画の描き方で学んだやりかたですが、これは文章でも適用できると思いました。

また、とりあえず書いてみるの良い点は、やる気が出やすい点です。
人には、やり始めるとやる気が出るという性質がありますので、手順の①は「とりあえず書く」を設定するといいかもしれません。
ただ、その”とりあえず”すら書けないほどやる気が出ないこともよくありますが。

●まとめ

文章を書くことも、考えなしにはできません。
文章にも構成が必要で、構成なくして完成には至らないと、自分によく言い聞かせたいと思います。
終わり。

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