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最近

可視光調光レンズの眼鏡を買った。どうやら思ってた以上に感度が良いみたいで、雨の日でもやんちゃなお兄さんになってしまう。仕事につけていくつもりだったけど、少し考えよう。

南極料理人を見た。良かった。ご飯を食べるときの人間は潔い。どんなに悪い人も、ご飯を食べる時は目の前のことしか考えてないのかと思うと人間全員可愛く見える。

ご飯を作ると幸せな物質が脳に広がるらしい。その物質が何かは知らないけど。イライラした時に中華の厨房にいる感じで作りまくるとスッキリする。

朝井リョウの正欲を読んだ。噂に聞いてたほど喰らわなかったけど、現代社会に蔓延るモヤモヤの言語化が上手で感動した。自分の正しさを証明するためには、誰かを間違ってる奴にしなきゃいけない。

無音を楽しめる人に憧れる。何かしら聴いてなきゃ落ち着かない自分は現代社会の産物。山に行っても海に行っても音楽を聴いてる自分が虚しい。

九月はお客が家に何度か来た。帰り、空港に送った後は1人。夜の北海道は前がよく見えない。と思ってたらヘッドライトが片方切れてたらしい。家は明るいけど1人には広い。最近寒くなってきたから尚更広く感じる。

「似顔絵描いた」って照れながら女の子が寄ってきた。クルクルした線がモシャっと集まってたから、これ何?と聞くと、髪って言われた。髪を切らなきゃなのは知ってるよ。あと、それは似顔絵じゃなくて髪の模写だね。似顔絵が眼鏡だけとかじゃなくて良かった。髪はまだ体の一部。

牧場のおばさんが食パンを一斤くれた。しっとりしてる食パンで美味しいと思ったのは初めて。それを伝えたら「んやだぁぁぁもぉお」と言われた。おばさんってなんだか安心する。

搾乳を教えてたらガキに乳をかけられた。薄い色のサングラスをかけたギャルママが笑いを堪える感じもなく謝ってきたから牛にかけてる縄解いて暴れさせてやろうかと思ったけど、その時自分も薄い色のサングラスかけてたからやめた。

寝てる牛を起こすには尾骨あたりを思いっきり蹴ると良い。牛舎から体験の場所まで連れてく時、絶対座る牛がいるから時々やる。足振り上げて蹴ると体験者の楽しいムードが壊れるからバレないように踵で。絶対立つポイントがあるらしくそこを蹴れば一発で立ってくれる。よく狙って。複数回蹴らないように。優しく。素早く。

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