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【Bリーグ観戦レポ23-24】第16節 三河vs茨城

新年明けましておめでとうございます。2024年は2023年に引き続きバスケの年。パリ五輪もありますし、より盛り上がっていくバスケットボール・Bリーグを今後もレポートしていきますのでよろしくお願いいたします。

はじめに 被災された皆様へ

まず、令和6年能登地方を震源とする大地震・津波等による災害により被害を受けた皆様へ、心よりお見舞いを申し上げます。今の私たちにできることは少ないですが、能登地方へ個人ボランティアに行くなどではなく募金などで心を被災地へ向けること、自分たちの防災環境を見直すことが大事ではないでしょうか。

今回の試合会場となりましたウィングアリーナ刈谷でも募金活動が行われておりました。私も募金を行ってきましたが、多くの方が募金をされていました。

他会場でも募金等は行われておりますので、もし会場に足を運ぶ方がお見えでしたらぜひ募金されてみてはいかがでしょうか。

開場〜試合開始

ウィングアリーナ刈谷(以下、WA刈谷)は正月モード満載でした。まず会場に入ると貰えるゲームデープログラムの袋の中には、なんと「お餅」が入っていました。これには驚愕…

そしてなんとお餅を焼くコーナーも完備されていました。きな粉や醤油も置いてあり味付けも出来る便利仕様。
実は、コロナ禍前は冬の時期は当たり前のように置かれていたもので、3〜4年ぶりの復活となりました。

選手登場の際、場内は暗転し青色のペンライトが光ります。そしてサインボールが投げ込まれるのですが、なんと私の元へサインボールが飛んできてキャッチをしました。シーホースブースターで100試合以上WA刈谷へは観戦に来ていますが、初めてのことで驚きました。

欲しかったのですが前の席にお子さんが見えたので譲ることにしました。写真くらい撮ってからあげればよかったかな…少し後悔をしました。

試合前には応援練習もあり、試合開始に向けてボルテージは高まっていきます。

三河vs茨城 注目ポイント

お互い外国籍が強力なチームですので、インサイドの差が鍵になるのではと感じました。

茨城はトーマスケネディ、ジョニーオブライアントの二人は中外どちらもプレーが可能であり、タプスコットのリバウンドも力強い。

三河はオーガスト、レイマン、ガードナーみな中外どちらのプレーも上手く、日本人プレーヤーとのPnRなどコンビプレーも強烈である。

外国籍の力比べはもちろんだが、日本人選手同士のパフォーマンスの差も勝負の名案を分けるかもしれない。茨城は鶴巻のディフェンスで三河の西田を止められるか、三河は長野が茨城のガード陣をどのように防いでいくかが注目点である。

1Q 三河17-27茨城

入りは完全に茨城のペース。ブラントやオブライアントのインサイド陣を強調したオフェンスに、三川が力負けをしていた印象。また、鶴巻のディナイディフェンスに西田が苦しめられており、ゲームを通して思ったプレーをさせなかった。

ただ、三河も石井の3Pシュート2本や久保田のアウトサイドシュートでなんとかくらいつき、10点差にとどめて1Qが終了した。

茨城は三河のディフェンスをかなり研究しており、2-2-1のゾーンプレスの際にバックコートにパサー含め4人集めてボール運びを手厚くする作戦をとっていた。そのため、プレスをかけられてもターンオーバーとなるケースは少なかったように見える。三河の前試合(横浜BC戦)をかなりスカウティングしていたのではないだろうか。

少ないスタッフの中で、それだけの対策が立てられるということはかなり優秀なスタッフが揃っているのだろうなと感じた。

2Q 三河19-12茨城

2Qは一転、三河のディフェンスが光るクォーターとなった。タプスコット、平尾には点を取られたものの、それ以外の日本人による得点機会を奪っていた。またトーマスケネディのシュートが全て落ちたことも一つ茨城の得点が伸び悩んだ要因と言える。

その流れを生み出したのはやはり長野、石井のバックコート陣のアグレッシブなディフェンスだろう。運動量が非常に多く、クローズアウトも早いためフリーでシュートを打つ機会を悉く奪っていた印象である。ディフェンスからの切り替え、トランジションにも優れており巻き返しの良い流れを生み出したといえる。そして前半終了間際にレイマンの3Pが決まり、後半に向けて良い流れのまま前半を終えることができた。

3Q 三河19-26茨城

三河はやはり茨城のインサイドに苦しめられた印象。トーマスケネディが12得点と大爆発。内外とのせてしまい止められなくなってしまった印象。昨シーズン、WA刈谷で対戦した際もケネディにクラッチシューターぶりを発揮されてしまい敗戦をしたので、その嫌な記憶が蘇ってきてしまう後半の出だしとなってしまった。

茨城はボールがよく回った印象であり、鶴巻のアシストやリバウンドからの攻撃の組み立ても悪くなかった印象である。

対して三河はレイマンが一人で11得点と気を吐いたものの、他の選手のシュートが散発的になってしまい流れを作ることができなかった。茨城のプレッシャーに苦しめられたかといった印象。

三河が一時同点近くまで持っていくいい流れを見せても、その後決め返すなど茨城の流れを渡さないバスケが光った10分間であった。

4Q 三河23-13茨城

3Q終盤から4Qの序盤にかけては完全に三河のペースに。レイマン、西田の得点が光り、茨城にタイムアウトをとらせる高いパフォーマンスを見せる。

しかし、今日の茨城はこのままズルズルいかないのが特徴的。終盤9点ビハインドから、平尾・タプスコット・ケネディの3人のスリーが決まり、一気に9点ビハインドから同点に戻してオーバータイムへ突入した。

茨城の4Q終盤からの猛攻を見ると、完全にクオーター頭の失速がもったいなかった印象。あの失速をなくして、爆発ができるようにディフェンスから流れを持って来れるように、またターンオーバーをなくしていけると勝利を重ねていくことができるのではと感じた。

OT 三河15-8茨城

延長は完全に三河のペースで終始進んだ。ここまで当たりのなかったイデソンの3Pも決まり、三河の強みを活かすことのできたクオーターと思える。4Q終了間際でのエナジーを継続できずにスタミナ切れをしてしまった印象の茨城は、外国籍以外のシュートアテンプトがほぼなく的を散らせなかった。
新年初ゲームは三河に軍配が上がった。

感想

新年早々のゲームということもあり、会場はとても盛り上がりを見せていました!特に4Q残り7分頃からの会場のボルテージは最高でした…ぜひこの熱気を今年もたくさんの方に見ていただきたい!今年はこのようなレポートをたくさん上げていきますので、ぜひ今後もご愛顧くださると嬉しいです。


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