1/28都電歌会祭りの日の記録
こちらに参加したので、書き残しておきます。
起床〜出発
9時に目覚ましをかけていましたが、その1分前に揺れで目がさめました。心臓がバクバクしてどうしていいか分からずにいたら、星野源の「アイデア」が大きな音で流れました。
ちょっと今日無理かもと思いました。あまり行ったことのない、東京の、わりと内側の場所にいくのが怖くなってしまったからです。でも調べてみると、家から地下に一度も潜らないルートで集合場所にたどり着くことができることが分かりました。鶯谷駅から30分歩くルートでした。行ってみるかと毛布をめくってベッドから降りました。
カフェオレと紅茶味のメロンパン(塩気が足りなかったので少しポテチもかじった)の朝食をとりました。
家を出ました。ルートが変更になったので、すこし急ぎました。空気が冷たく、ちょっと走るだけで肺がパキパキになります。
電車に間に合いました。
到着
都電の端っこに集合です。受付をして、名札をもらいました。トイレがしたくなりました。名札を下げたままトイレに入るのがなんだか恥ずかしかったので上着で隠して入りました。排泄をしてるときも上牧晏奈であるくせに。
トイレから出て、集合場所に戻ります。あの短歌のあの人が、こんな感じなのか、とまじまじ名札と姿をみてしまいます。
知ってしまうと知る前には戻れないから、佇まいを知ることは怖いことなんだけど、それでも見てしまうのが佇まい。
出発〜歌会
迅速に乗り込んでください、という指示があったので、迅速に電車に乗り込みました。
ガタゴトするので声を張らなければいけない歌会、スタート。
題詠「電車」
歌と電車の距離がいろいろで楽しかったです。
わたしは明らかに遠いでした。
吟行
早稲田大学(通ってた大学!)近郊を散策するチームでした。各自散策して、短歌を作って、時間になったら歌会をするために再集合というルールです。
こんなに資料と研究の蓄積がある大学に通っていて、よくもまああんなに勉強しないことができたなと思いました。
何をしていたかと言えば、恋、です。
自分になだれ込んでくる後悔と思い出を押し返し押し返し、今この場所で今この場所の短歌を作ろうとがんばりましたが無理でした。
結局、でかいコーヒーを提供しているお店の名前から短歌を作りました。
短歌をメールで送って、ずっとあったけど大学生のときは入ったことなかったカフェに行くことにしました。店のガラスのドアの前に立っていたら、奥からシュナウザーがてててと歩いてきました。どうしようと思っていたら、店員さんがドアを開けて「犬、大丈夫ですか?」と言いました。大丈夫です。逃げちゃったらどうしようと思ってただけです。
ドアを開けたら中の犬が逃げていって怒られる、なんてそんな罠みたいな店あるわけないか。犬はドアを開けても逃げていきませんでした。
席に座って、イベントのしおりをよく読んだところ、集合まであと30分もないことが分かりました。ゴマのパウンドケーキとカフェラテを注文しました。ゴマのパウンドケーキの横に豆腐のクリームが付いており、よかったです。口が大きく、たっぷり感のあるカップに入ったカフェラテをがぶがぶ飲みました。
集合に間に合いました。
歌会②
会議室で歌会をしました。あんまりピンと来てなかった歌が、人の評を聞いたのち1番好きな歌になりました。醍醐味!
イベントの形式が提示してくれた、それぞれで活動して、持ち寄る、というゆるやかな人との関わり方がいまの自分にしっくりきました。
おしまい
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