第9回私の野球観戦で叶えたかった夢

ついに、ある記録が途切れました。

私は菅野投手が負けなし神話の始まりである、2016年3月25日を現地で観戦していました。
それから何度も現地に足を運んでは、勝つことができませんでした。

いつしか「菅野投手が東京ドームで黒星になる試合を現地で見る」というのが私の現地観戦で成し遂げたいことでした。

その記録がついに途切れ、止めた投手が同い年の原投手というのはなんという巡り合わせでしょうか。
原投手はプロ初勝利、悪夢の16連敗で止めたりした時は現地にいたので、勝手に親近感を持っています。

そんな原投手が東京ドームでは負け知らずの菅野投手から勝つという事が何よりも素晴らしいことです。

しかし、この試合は当日券で現地で向かうことは可能でした。

ですが、菅野投手が黒星になってヤクルトファンにとっては嬉しい出来事ですが、
同時に寂しさを覚えました。
「あの圧倒していた時の菅野投手ではない」ということです。

気づけば7年経っており、昨年の菅野投手の成績や体の状態を含めると、私が7年前から思い続けていた思いとは裏腹に、だんだんと年齢という変化があったことに気づきました。

それと、私も年齢を重ね、段々と野球観戦に対する考え方が変化していました。
現地での勝ち負けということの執着から見守りに変わりました。
野球観戦は今年で終わるのではなく、続いていくスポーツです。
ということは野球観戦にいつでも行くことができる環境を整えるのが一番大切なのではないかということに気づきました。
また、コロナ禍になり、声を出せない応援になったことへの寂しさもあります。

つい一昨日の話ですが、ヤクルトスワローズの2軍の施設を戸田から茨城の守谷に移転のニュースが入ってきました。

私は、一度だけ戸田球場に足を運んだことがあります。

その時のスタメンを見ると、塩見選手、村上選手、古賀選手と今1軍でスタメンで活躍している選手が2軍の試合に出場していました。

2軍の試合を見ていると、野球観戦は点ではなく線になっているということに気づきます。
未来の1勝の為に2軍の試合で経験をする選手がいたり、1軍でも若手選手が出場したりしています。

たまたま自分が現地に行った試合で例え敗退しても「未来の1勝に繋がる試合だった」と割り切る事ができます。

この書いている時期の阪神タイガースは未だ3勝です。
私は今年優勝予想をしていましたが、現時点では厳しくなっています。
矢野監督の今季限りの退任という事が裏目に出た形になっています。
という事を言われても仕方がないくらいのスタートを切ってしまいました。

私からは「昨年2位でしたよ」と言いたいのです。
今年の状態が良くないからと言って、昨年の成績を無かったかの様になってしまっている傾向があります。

例え今年6位でも来年優勝すれば、「昨年の経験があったから」と開幕ダッシュの成績不振が良かったこととして上書きされます。

野球観戦を点として見ていれば、その日の勝ち負けに一喜一憂をしてしまいます。
ですが、例え負けた試合で出場した選手が経験となり、何年後かに活躍する事ができれば良いのではないでしょうか。

ヤクルトに例えると今は左のエースで活躍している髙橋選手ですが、活躍前まではずっと苦労していました。
私は何度も現地で髙橋選手が立ち上がりの悪さ、80球を超えてからのスタミナ不足という様々な課題見てきました。
その時に現地で試合を見た時に負けた試合もありました。

それから登板を重ね課題を克服していったのです。
そして、日本シリーズで完封勝利をした時は、涙が止まりませんでした。

野球が今年で無くなるスポーツであれば、勝敗に対して執着を持ちます。
来年も続くのであれば、見守るという姿勢が、ストレスなく応援できます。

さて、話は変わり、昨日誕生日会を3回しました笑
1回目は友達、2回目、3回目はバーです。
1回目の誕生日会が終わった後は何か自分の中で消化不良があり、そのモヤモヤを少しでも解消するために最寄り駅のバーに行きました。
そこでマスターが誕生日3日前と一緒に居合わせた女性がなんと17日が誕生日ということで祝いました。
偶然が偶然で1日に3回誕生日会をするとは夢にも思いませんでした。

先週新潟に行った時にバーに立ち寄ったことをきっかけにハマりました。
その時に初めましてという方と話すことが何よりも楽しかったのです。
そして、昨日も居合わせた女性の方、そこから常連の方が入ってきたので、一緒にHappy Birthdayを歌いシャンパンを飲んだことが本当に楽しかったです。

「出会い」というものは大切だと気付かされました。
周りの友達とかだと普段言えないことも、全く知らない人にだと話すことができる環境は私にとっては助かります。
友達とかだと価値観が一緒になってしまっていたり、人間関係を壊したくないこともあり、素直に話すことが難しくなっていたりします。

そんな中でバーというお酒も入る中で語る本音が今の自分の裸の心なのかと思い、勝手に自己開示をしています笑

私が自己開示をしたこともあったのか、一緒に居合わせた女性が大分お酒も進んでいき、本音も出て、最後の方が千鳥足になるほどに酔っていました。
私は結構嫌な予感をしていたので、次の日に影響しないくらいのお酒の量を調整し、いざという時は送るということも視野に入れていました。

案の定、一人ではとても帰れない状況だったので、家まで送り届けました。
歩いている途中に涙を流しながら、今の悩んでいることについて話してくれました。
27歳という年齢になり、今の自分の環境というのが不安で仕方なかったのです。
お金=自分のステータスになっており、バーでも「9,000円までなら出す」と少し自分をよく見せたいという気持ちが出ていました。

私は「弱い部分を見せていいんだよ」と答えました。

私自身も昔からプライドが高く、弱い部分を見せなかったのです。
しかし、弱い部分を見せることによって、周りの人が自分のことを知ってくれるようになります。
何も見せないことで「この人何考えているのか分からない」となってしまうと、どうしても距離を感じてしまいます。

だからこそ、寂しい時は「寂しい」と口に出して、辛いという時は「辛い」ということを素直にいうことができる様になると、周りの人も助けてくれますし、寄り添ってくれます。

私は、必ず助けに行きますし、なんなら私がいの一番に弱い部分を見せます笑

ちょっと話が変わるのですが、家まで送り届けた時に、家の中が散らかっているのが少し気になりました。
というのも初めて会う人の家についていくこともなかったので、しかも女性ということもあり、意外な一面を見ることになりました。

何故か自分の中で「片付けないと」という意識が芽生え、皿を洗ったり、部屋のゴミを片付けたりしていました笑

以前Abemaで「29.4 -ワタシの本音- with anan」という番組があったので、見ていたことがあります。
その時に見たことを彼女の部屋を見ながら、考えていました。

自分のキャリヤやライフスタイルの変化、周りの変化に対して葛藤がありながらも前に進んでいく女性の姿に心を打たれたのと同時に、「女性は大変だ」ということに気づいたのです。

そのことも知っているので、無意識に掃除を始めたのかもしれません。
服や化粧品が散らかっていたりしているのは、仕事が忙しいのかなとかいろんなことを頭を駆け巡りながらも、少しでも初めて会った人でも何かの助けをしたいと言う思いもあったのです。

人は様々な環境に置かれています。
その中でもがいたりしている人を見ると、決して見放すことはできません。
無意識に「自分に何ができるのか?」と考えてしまいます。

帰り道20分近く一緒に帰りながら、私は本当に幸せでしたし、悩んでいる姿や頑張っている姿に心を打たれました。
それは昨日の大学野球の観戦も同じです。
自分が学生の時の頑張っているレベルより遥かに頑張っている選手が神宮球場でプレーしていることに感銘を受けます。
そして、ドラフトに選ばれる選手の躍動もそうですが、プロ野球や社会人に進まない選手4年生の選手は就職活動の時期でもあります。
プレーを一生懸命の中でもこれからの進路について葛藤する日々を過ごしているということが昨日のスタメンの中の選手にもいるので、その選手は時に頑張ってほしいと思いました。

以前「非日常的なことが起こらない」と書いたことがありますが、今は非日常を過ごしています。
今は楽しい日々を過ごしている自分がいて、一方で闇の中を彷徨っている二面性の自分もいるのも確かです。
今日は日曜日なので、昨日マスターから紹介されたバーに行ってみたいと思います。

#スポーツ観戦記
#初めてのバー

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