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第8回春風

『一月往ぬる二月逃げる三月去る』
正月から三月までは行事が多く、あっという間に過ぎてしまうことを表現する言葉ですが、気がつけば3月になりました。
ついこの前まで実家に帰省をしていたにも関わらず、もう3月になって、花粉症に悩まされる季節になったのだと実感しています。
今は常にティッシュを持ち歩き、1日100回くらい鼻を噛んでいるんじゃないかくらい、鼻が痛いです。
その影響で体がだるくなったり、頭痛がしたりしています。

この季節は世間的にも卒業や異動、引っ越しなどなど多くの人の流動が起こる時期でもありますが、私の会社においても退職者も出ていたり、中途で入ってきたり、派遣の人がきたりして少しずつ変化をしていっています。

そんな中ですが、4月から新しい新入社員が1人私の部署に入ってくることになりました。

3月はアルバイトとして、来ていますが、専門学校卒業ということで21歳の子が入ってきました。

軽く昼休憩で、和食の定食屋を私がセレクトをして、部署の皆んなで自己紹介を兼ねてご飯を食べに行きました。

21歳って9個離れているのかということを実感しました。
野球観戦をしている時に、自分の年齢の下の選手が活躍しているのを知った時に「歳を重ねたな〜」って思いましたが、これからは毎年新入社員が入ってくる度に、歳を実感すると思います。

私の経験上、新入社員が部署で1人や会社で数人となる場合、案外新入社員に対してそこまで厚く対応をしていない気がしています。

ですが、この年齢になり、新入社員の方の一挙手一投足を見ているので、私の新入社員の時も電話の対応やメールなどは常に確認をされていたのではないかなと思っていたりもしています。

「冷たい」「なんで言ってくれなかった」とか1年目の時とか思っていましたが、実は見ていたということをその時は思いもしなかったですが、こうやって立場が変わることによって気づくこともあるのです。

私の価値観ですが、新入社員は特にですけど、「明るく元気に素直に」ということを気にすれば、間違いなく社員の方に好かれると思います。

新入社員の存在は周りの澱んだ空気を換気してくれます。

いつものような朝礼の「おはようございます」という暗い声に新入社員の明るい声が混ざるだけで雰囲気というのは変わるのです。

これを周りの空気が暗いからと流されて、すぐに辞めるのではなく、ある程度継続することによって空気感は確実に変わっていきます。

春風を吹かす存在は必要であり、自分のやっていることを伝えたり、新入社員が同行する時にはちゃんとした先輩社員ということでいつも以上に力を入れると思います。

相手に紹介するときや何かを指示する時に暗かったり、反抗的だったりすると、「まだ相手に紹介できない」と社内の雑務を押し付けられることになります。

かつての私がそんな感じでした。

しかし、1年目の時というのは大学を卒業したばかりで社会のことは分かりませんが、プライドは一丁前です。
自分はなんでもできると思い込んでいたのです。

現実は、先輩社員に雑務を押し付けられたり、電話に出たりなどなど、「なんで自分はこんなことをしないと行けないのか」と疑問に思っていることもありました。

思い返すと、その時は私は明るい声でもなければ、暗く、反抗的だったので非常に扱いにくい存在だったのです。

新入社員の方には基本的に優しく、丁寧に教えるようにはしていますが、転職してからは後輩は初めてになるので、緊張感はあります。

同時に刺激にはなるので、新入社員の方がチャレンジしている姿勢に触発をしながら、私もチャレンジをしていきたいと思います。

今週リベンジ20km走ろうと思ったのですが、日曜日は東京マラソンで交通規制もありそうなので、来週走ります。

以上



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