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「さっぽろホワイトイルミネーション」が街にもたらした物

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先週の日曜日、2/28に「さっぽろホワイトイルミネーション」の「大通公園会場」と「駅前通会場」での点灯が終了した。

ご承知の通り、例年この「さっぽろホワイトイルミネーション」の大通公園での点灯は12月25日迄なのだが、今シーズンは冬の大通公園の主である「さっぽろ雪まつり」が史上初の中止(オンライン開催をしたが…)という極めて異例の事態となり、その代役を「さっぽろホワイトイルミネーション」が務めた形となった。


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昨年度は新型コロナウイルス感染拡大の為、様々なイベントが残念ながら中止になってしまった。この「さっぽろホワイトイルミネーション」についても開催前は実施に賛否両論あった。

私は一貫してイルミネーションの点灯は以下の条件をつけて実施するべきと主張してきた。

・「ミュンヘン・クリスマス市」の中止

・飲食や物販ブースの出店中止

・点灯式やその他イベントの中止

これらを実施した上でさらに点灯時間が例年より大幅に短縮された実施なので私は開催に問題はないと考えていた。

しかしながら開催前は予想以上に開催に批判的な意見が多くあった。

私は開催前から終始気持ちがブレる事はなかったが、改めて振り返り「さっぽろホワイトイルミネーション」を開催して本当に良かったと心から思っている。

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何故ホワイトイルミネーションが必要だったのか、それは街にもたらす「活力」としての役割を果たしてもらいたかったからだ。

昨年から続くコロナ禍で暗い話題が多く、また自粛による心身の疲弊や相次ぐ閉店や倒産などで人々の心も折れ街の活力はこの1年で大きく失われてしまった。

だからこそこの「さっぽろホワイトイルミネーション」の灯りに私は街の活力を保つ役割を託したかった。そして今年は観光目的というより市民の生活に寄り添う灯りであってもらいたいと願っていた。

仕事帰りや買物帰りに眩いイルミネーションの灯りを観て癒されてもらいたい、元気になってもらいたいと願っていたしまたそういう力があると信じていた。

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想像していただきたい。

もし今年このイルミネーションの灯りが街に無かったら…

街全体が暗いムードになり、益々街の活力が失われていったであろう。

今シーズン「観光」という意味合いでは本来の役割を果たす事は出来なかったが、それ以上の役割をこの「さっぽろホワイトイルミネーション」は果たしてくれたと私は思っている。

来年度は中止ありきではなく、どうやれば出来るか、どのくらいの規模や形なら出来るかという知恵をみんなで出し合っていかなければいけないと私は考えている。

最後に「さっぽろ雪まつり」不在の大通公園を守ってくれた「さっぽろホワイトイルミネーション」に最大限の感謝と愛情を込めて

「本当にありがとう!」

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